科学技術振興機構(JST)は、全国の中学生が理科や数学などの科学の力を都道府県対抗で競い合う「第14回科学の甲子園ジュニア全国大会」を、12月11日から13日までの3日間、兵庫県姫路市のアクリエひめじで開催する。

近年、激変する知識基盤社会において、中学校教育における科学的リテラシーの育成が重要視されている。一方で、学力・学習状況調査などからは依然として中学生の「理科離れ」が懸念されている。さらに、科学への関心が高い子供たちが互いに切磋琢磨し、その能力を正当に評価される場が不足しているという課題も指摘されてきた。
本大会は、これらの中学校教育現場が抱える課題に対応し、子供たちが科学と実生活・実社会との関連性に気付き、科学を学ぶ意義や楽しさを主体的に実感できる場を提供することを目的としている。
今大会は兵庫県や同県教育委員会、姫路市教育委員会などとの共催、文部科学省などの後援により実施される。全国大会に出場するのは、各都道府県の教育委員会が主催する大会などで選抜された47の代表チーム。チームはそれぞれ複数分野にまたがる「筆記競技」と「実技競技」に協働して取り組み、その総合得点を競い合う。
すでに6月22日の北海道大会を皮切りに、各地で代表選考を兼ねた都道府県大会が順次始まっており、12月の本選に向けて機運が高まっている。JSTはこうした機会を通じ、発達段階に応じた体系的な人材育成を進め、次世代の科学技術イノベーションを担う人材の裾野を広げたい考えだ。