北海道音更町教育委員会は今年度より、町立の小中学校16校を対象に、児童・生徒の心の健康状態を日常的に見守るデジタル健康観察サービス「LEBER for School」(提供元:リーバー)を導入。1人1台配備されている学習用端末を活用し、不登校やいじめといった課題の早期発見や適切な支援体制の構築につなげている。

「LEBER for School」は遠隔医療アプリ「LEBER」を学校向けに最適化したサービスで、学校医と児童精神科医が共同開発したメンタルヘルスチェックシステムだ。児童・生徒が端末を通じて日々の体調や気分を入力することで、心身の状態を記録する。入力データは蓄積・可視化され、教員や養護教諭らが児童・生徒の気分の変化や不調の兆しを早期に把握しやすくなる仕組みとなっている。
アプリ内には心情を表現できるフリーコメント欄や相談用ボタンが設置されており、児童・生徒から教員等への相談のきっかけをつくる。また、必要な教職員間で情報を共有することで、学校全体の組織的な見守りや支援に活用される。
近年、学校現場では不登校やいじめなど児童・生徒を取り巻く課題が多様化・複雑化している。音更町は問題が顕在化してから対応するのではなく、日常の小さな変化を捉えて予防的に対応するため全16校での運用を開始した。ICTを活用し、子供たちを見守る環境づくりを進める。