認定NPO法人キーパーソン21とカシオ計算機は7月、渋谷区立渋谷本町学園において児童の主体性を引き出すキャリア教育授業「夢!自分!発見プログラム」を実施した。対象となったのは小学6年生の114人で、カシオ計算機の社員9人とキーパーソン21の会員17人が授業をサポートした。
「夢!自分!発見プログラム」は、経産省主催キャリア教育アワード経済産業大臣賞受賞した、子供たちのやりたい!を引き出すキャリア教育プログラム。

本取組は、2015年のSDGs採択を契機に、次世代育成のためにカシオ計算機とキーパーソン21が開始した社員参加型の社会貢献活動だ。2016年の開始から11年目を迎え、今回で通算32回目の実施となる。
同社の本社がある渋谷区本町に位置する渋谷本町学園には、初年度から継続してプログラムを提供してきた。今回は渋谷区教育委員会が推進する小中学校向けの探究学習プログラム「シブヤ未来科」の一環として開催され、身近な地域企業の仕事人と交流することで、働くイメージを深めるとともに探究のテーマを見出すことを目指した。
授業前半の講演プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」(90分)では、企業の歴史や計算機に関するクイズで場を和ませた後、多様な部署から集まった4人の社員が登壇した。幼少期に親しんだ同社製品との出会いや入社動機をはじめ、実際の仕事での失敗談や挑戦したい夢などが熱く語られた。参加した児童からは活発な質問が寄せられ、社員の生き様や姿勢に触れる機会となった。

「すきなものビンゴ」の様子
後半の「すきなものビンゴ」(95分)では、児童が社会人サポーターとの対話を通して自身の「好きなこと」やその理由を掘り下げた。自分の原動力となる「わくわくエンジン」を言語化して発表する場面では、一人ひとりが自信に満ちた表情を見せた。
参加した児童からは「失敗しても成長できるとわかった」「自分の進路や人生は自分で決めたい」といった前向きな声が挙がった。子供たちが地域の大人の生き方に触れ、自分自身と向き合うことで、主体的に未来を選択する力を養う貴重な一日となった。