大手化粧品メーカーのオルビスは、中高生を対象としたセルフケア教育プログラム「ミライ肌アトリエ」を千葉県と岩手県の学校で相次いで実施した。思春期特有の肌悩みをきっかけに、自身の状態を把握して適切なセルフケア習慣や情報を適切に選ぶ力を育む取り組みで、教育現場における新たな健康教育の形として注目を集めている。

6月29日および7月13日の両日、千葉大学教育学部附属中学校(千葉市)において、本プログラムでは初となる保健体育の授業の一環として3年生の全生徒を対象に実施された。生徒らは肌に関する基礎知識や男女の肌特性の違いについて座学で学んだ後、洗顔料の泡立て体験やスキンケア、日焼け止めの効果的な塗り方を実践的に体験した。
参加した生徒からは「将来の自分のためにスキンケアに積極的に取り組みたい」「実践を通じてわかりやすく学べた」といった声が寄せられた。指導に当たった教員からも、夏本番を迎える時期に正しい知識と対策を体感的に理解できる貴重な機会になったと評価する声が上がっている。
また7月24日には、岩手県立花巻北高等学校(花巻市)にて、首都圏以外の地域では初となるプログラムを開催した。同校でスキンケアをテーマに探究学習に取り組む生徒への伴走支援として、オンラインでの意見交換などを重ねた集大成として実施された。
本開催では新たな試みとして、地域に根差した支援を目指し、近隣店舗のビューティーアドバイザーがサポートとして参加した。生徒のグループごとにスタッフが付き、実技や相談に応じた。さらに受講後も店舗で疑問を相談できる専用チケット「Make Me PASS」を配布するなど、学校での学びを地域の店舗と連携して継続的に支援する体制が構築された。
同社が提供する「ミライ肌アトリエ」は、美容の専門知識を持つスタッフが講師を務め、無償の体験型プログラムとして学校への訪問開催やオンラインで展開されている。思春期における肌悩みの解消にとどまらず、情報を見極める力の育成や自己肯定感の醸成を目指す内容となっており、今後は地域店舗との連携も含めた学校現場でのさらなる活用が期待される。