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学校施設

食育は整理・検証の段階に

2018年11月19日

給食大会に向け調査官に聞く

文科省初中局健康教育・食育課食育調査官 清久利和氏

文科省初中局健康教育・食育課食育調査官 清久利和氏

学校の「食育」は実践から整理・検証の段階に入った。兵庫・神戸市で11月29・30日に第69回全国学校給食研究協議大会(給食大会)が開催される。食育の意義や今日の課題を、食育調査官・清久利和氏に聞いた。

「指導の手引き」改訂へ

――食育基本法施行から13年、今年の給食大会と食育はどの様に意義づけられますか

平成17年度施行の食育基本法と栄養教諭の配置、食育推進基本計画をうけ、19年度に作成された「食に関する指導の手引き」が、学習指導要領の改訂に伴い22年度に第一次改訂、今年度は第二次改訂となる。新学習指導要領の改訂に合わせたものだが、①「チーム学校」としての取組、②「教科等横断的」な視点、③「開かれた教育課程」による家庭・地域との連携など鮮明になると思う。

――それぞれのキーワードは全く新しいということではありませんね

特に「開かれた教育課程」は、子供達が学んでいる内容を地域の方々も理解して共有するという意味。学校から一方的に協力をお願いする関係から、地域からもアプローチがあるような双方向の関係を築いて、みんなで食育に取り組みたい。

この3点は関連している。例えば「朝食」について、体育(保健体育)や家庭(技術・家庭)で単独で学ぶより、他教科や特活でも、「教科等横断的」に関連づけた探究活動として「チーム学校」の栄養教諭・養護教諭、教職員、さらに地域の学校医・薬剤師、食材生産者も巻き込む。様々な活動を通して子供たちに「食は大切」で「食は楽しい」と伝えてほしい。

――食育は今後どうあるべきでしょうか

食育基本法が制定されて10数年、当初はまず実践することとその定着が大事だった。これからは様々な実践を整理し質を高め、効果を実証していかなければならない新たな段階ではないか。

――給食大会ではどのように反映されますか

学校給食が食育の推進にどう役割を果たしているかを鮮明にするため、昨年度から分科会設定を大きく変えた。全8分科会中、学校種別等に食育を追究する4つの分科会、他をアレルギーや地場産物、栄養管理、危機管理などの課題別で4分科会に整理。分科会ごとの視点で指導と管理の在り方を議論し、質の向上につなげていく。また発表の内容・方法もより課題追究型レポートに改め、研究的な視点で成果と課題を整理。子供達へのアプローチを明確にした。

全国学校給食研究協議大会 11/29・30神戸市内で

「『生きる力』を育む食育の推進と学校給食の充実~未来につなごう 食で育む こころ豊かな人~」をテーマに、第69回全国学校給食研究協議大会が、兵庫県神戸市内で11月29・30日に開催される。文部科学省、兵庫県教委他主催。

初日開会式では「大臣表彰」の表彰式、文科省の施策説明、「社会的課題に対応するための学校給食の活用~『地産地消の推進』と『伝統的食文化の継承』の取組を通して」をテーマに教育現場と生産農家、学識者によるシンポジウムで文科省学校給食調査官・齊藤るみ氏がコーディネーターを務める。そして兵庫県出身の作家で同県教育委員の玉岡かおる氏による特別講演などの内容。

二日目は学校給食の管理、食に関する指導について次の8分科会で研究協議が行われる。

8分科会は以下。▽小学校における学校給食を中心とした食育▽中学校における学校給食を中心とした食育▽特別支援学校における学校給食▽学校経営における食育▽学校給食における地場産物・国産食材の活用▽学校給食における食物アレルギー対応▽和食を中心とした献立の提供と栄養管理▽学校給食における衛生管理及び危機管理。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年11月19日号掲載

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