気象庁発表の長期予報では、記録的な暑さだった昨年に続いてこの夏も全国的な猛暑が予想されている。文部科学省と環境省が昨年4月公表した「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き(追補版)」(以下「手引き」)では、「近年、学校管理下における熱中症は、小学校・中学校・高等学校等を合わせると毎年5000件程度発生している」として、具体的な防止対策を示している。
学校での熱中症は、体育・スポーツ活動で多く発生する傾向にあるが、熱中症対策への取組を効率的に確認するため「手引き」に掲載されているチェックリストには、室内環境を向上させるため「日差しを遮る日よけの活用、風通しを良くする等の工夫」、空調設備の適切な活用や活動場所の空調設備の有無に合わせた活動内容を工夫するなどのポイントがあげられており、活動の場の環境をはじめ施設・設備にも注意が払われている。
セイキ販売㈱が製造・販売する、外付け日よけ「サングッド」は、窓の外側や庇の下などに設置できるロールスクリーン式の日よけで、窓の外側に設置した場合、日射熱を最大で88%カットすることが可能。保育園、福祉施設などでも採用実績がある商品だ。
「サングッド」は保育園・福祉施設ですでに活用されている
教室では、エアコンを使って室温を下げるが、湿気を逃がすため、感染症予防のための換気によって、日中は熱い外気も入ってくることが避けられない。そこに日よけを併用することが効果的で省エネにもつながるため、日よけという従来からのアイテムが改めて評価されている。
「サングッド」は室内を涼しくする製品として日本気象協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトの公式アイテムに認定された。同プロジェクトは、全国の65自治体が協力自治体として参加。同社は各自治体の学校で「サングッド」の活用を期待している。
▼問合せ=セイキ販売㈱042・433・9881
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年6月16日号掲載