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教育ICT

スマホアプリをプログラミング<同志社中学校・高等学校 情報科教諭・鈴木潤氏>

2019年4月1日
第6回私立公立高等学校IT活用セミナー・大阪

教育家庭新聞社では、平成28年度から私立公立高等学校IT活用セミナーを開催している。平成30年3月2日、CIVI研修センター新大阪東で私立公立高等学校IT活用セミナーを開催。教員や教育委員会が約80名集まった。本年はeポートフォリオの事例に関心が集まっていた。

多彩なゲームアプリが完成 素養を育む取組に

同志社中学校・高等学校 情報科教諭・鈴木潤氏

同志社中学校・高等学校 情報科教諭・鈴木潤氏

1クラス45人8クラスで全校約1000人(中高で2000人)の同校は自由な校風でスマートフォンの持ち込みは禁止していない。理系文系といったコース制はとらず全科目必修だ。同校で3年生「情報特論」を担当する鈴木教諭は、スマホアプリを開発する授業事例について報告した。

平成22年に中学校が高等学校の敷地に移転して中高統合した。現在の課題は平成26年から1人1台の情報端末(iPad)活用をしてきた中学生が平成29年度、高等学校に上がること。その対応や授業についての議論が始まった。

高等学校は中学校に比べてICT環境が整っておらず、教員からは不便であるという声が増えていた。本校は放課後の補習授業等は行わない。そこで授業外を含めた学習の促進が必要であると考えてICT環境の整備を進め、平成29年度に全教室にプロジェクターとWiFiを整備して高校1年生に年次進行で1人1台の情報端末(iPad)活用を開始した。

■アプリの消費者から〝発信者〟になる

プログラミング教育は平成19年度から着手。プログラミング言語は悩んだ結果、学校でも家でも続きができ、テキストベースで動くことを体験できると考えC#を選択。平成22年度からは1年必修「情報C」でドリトルを使って4時間程度プログラミングを体験。手応えはあったものの「楽しい」で終わってしまい、教科連携や生活との関係がうまく結び付けられなかった。

そこで平成26年度から、3年の自由選択科目に「情報特論」を設置。しかし学校の科目設置上、理系の生徒が選択できないものとなった。当初のカリキュラムとして、ボール紙素材のロボットをプログラミングすることからスタート。うまく動かず生徒の気持ちが萎えた。そこで生徒の「スマホアプリを作りたい」という声を採用し、2学期から、WebベースでHTMLやJavaScriptを用いてスマホアプリを開発できる「Monaca」の無料版で授業を開始(次年度は予算化)。開発環境の設定がブラウザの準備のみ。高度なことはできなかったが手応えあった。

自分のスマートフォンでもできるので自宅でも続きができる点がメリットだ。スマホゲームの経験は皆持っており(依存気味の生徒もいるが)、アプリの消費者ではなく発信者になるという視点を持つことができる。ビンゴカードアプリ、絵も自分で描いたノベルアプリ、ストレス解消アプリ、ラクロスのスコアを記録するアプリなど多彩な作品が出来上がり、プログラミングに関して、アプリの設計ができる程度の理解にはつながった。英語力もある程度求められる。

条件分岐の理解は早いが繰り返し処理の理解が難しい、半角やコロン、大文字小文字などでミスがあり、それを自力で見つけることが難しいなどもわかった。理系文系を問わずつまずく所は一緒であると感じた。今後はどのようなミスやトラブルが多いのかについて整理していきたい。【講師】同志社中学校・高等学校 情報科教諭・鈴木潤氏

【第6回私立公立高等学校IT活用セミナー・大阪:2019年3月2日

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年4月1日号掲載

 

  1. 大阪府立寝屋川高等学校指導教諭・平尾一成氏
  2. 近畿大学附属高等学校ICT教育推進室長・乾武司氏
  3. 関西学院大学高大接続センター次長・尾木義久氏
  4. 同志社中学校・高等学校 情報科教諭・鈴木潤氏
  5. 大阪市立東高等学校 主務教諭・池田明氏
  6. 高槻中学校・高等学校教頭/AL推進チームリーダー・前田秀樹氏

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最新号見本2019年11月29日更新
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