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教育ICT

STEAM意識したプロジェクト型学習を 一斉授業のイメージを脱却した学びへ<札幌市立発寒南小学校教頭・朝倉一民氏>

2020年11月2日
第71回教育委員会対象セミナー・札幌

第71回教育委員会対象セミナーを10月6日札幌市内で、72回教育委員会対象セミナーを10月9日仙台市内で開催し、札幌会場は約200名、仙台会場は約100名の教員と教育委員会担当者が参集した。


札幌市立発寒南小学校教頭・朝倉一民氏

札幌市立発寒南小学校教頭・朝倉一民氏

2013年、札幌市立屯田北小学校でiPad11台活用をスタートしてプロジェクト型学習や情報教育に取り組み、現在は管理職としてGIGAスクール構想の準備を進めている。朝倉一民教頭は、「札幌市ではGIGAスクール構想でChromebookが配備される予定だ。PCは配備された、しかし使わない、ということがないようにしなければならない」と話す。

◇…◇…◇

教頭として赴任した途端、臨時休校と分散登校、教員の在宅勤務と様々な対応が必要な状況が起こった。当初は一日中電話連絡に追われていたが、オンラインによる健康調査ができるようになり、教員はSlackを使って連絡を取り合った。札幌市教育委員会による学習コンテンツの提供はとても役立った。本校でもYouTubeに「発南チャンネル」を開設し、独自コンテンツを制作して自宅にいる子供に学びを届けるようにした。

オンライン授業は難しかったが、オンデマンド学習は少しだが取り組むことができた。学校活動再開後も終業式や始業式は各教室の大型テレビに配信して行った。

この半年間、ICTの有用性と、ないことの不便さを多くの人が共有できたと感じている。

GIGAスクール構想は、これまでのICT活用の延長ではない。1人ひとりの子供たちに適した学びを届けるための新しい基盤である。

ICTで、教えやすさや分かりやすさは向上する。しかし「わかりやすく教えるためのICT」は、今回の整備目標のメインではない。児童同士の「教え合い」もやりやすくなるが「教え合って理解できるようになった」ことだけで終わってはいけない。

STEAMを意識したプロジェクト型の学習活動にこそGIGAスクール構想の目指すものがある。これに全学年で取り組んでいかなければならない。プロジェクト型学習で子供たちは興味関心を持つ分野が広がり、ニュースを見聞きする視点も変わり、調査が深くなり、交流したい気持ちが強くなっていく。

これまで、情報活用能力の育成を総合的な学習の時間や他教科との連携に位置付け、様々なプロジェクト型学習に取り組んできた。これは「解のない発展性のある課題」に、グループで協力しながら取り組むこと。情報やデータの収集から問題を発見して理解を構築していく「探究学習」の手法を取り入れることが前提だ。

6年生が社会科で地方自治について考える単元では、お年寄りに焦点を当てて調べ、市の改善アクションプランを市長に届けた。別のグループでは雪祭りを調査。雪像づくりの責任者の話を聞いたり、動画を制作したり、宣伝ポスターを作成して雪祭り実行委員会に届けた。

5年総合「雪学習」では、雪を科学的に理解して雪の良さをチームで提案。ダイヤモンドダストの発生実験を行ったり、野菜の糖度を調べたりしてプレゼンテーションコンテストに参加した。

「ほっかいどう伝えようプロジェクト」では、調査活動を経て北海道の魅力を知らせるコンテンツをプログラミングで制作して沖縄の小学生に届けた。

GIGAスクール構想環境では、遠隔交流も外部講師とのやり取りも各自の調べ学習も、協働的な取組は、これまでより容易になる。重要なことは一斉授業のイメージで取り組まないこと。活動範囲を限定した自由度の少ない授業から脱却した学びを教員自身がイメージすることだ。

そのためには1年生からの情報活用能力の育成は必須。総合的な学習のカリキュラムを再度見直すと共に各教科において、情報活用能力の育成を全学年を見通してどうカリキュラムに位置付けるのか、学校全体のカリキュラムマネジメントとICTを掛け合わせる視点が重要だ。【講師】札幌市立発寒南小学校教頭・朝倉一民氏・文部科学省ICT活用教育アドバイザー・PBLインテルマスターティーチャー

【第71回教育委員会対象セミナー・札幌:2020年10月6日】

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2020年11月2日号掲載

  1. 北海道教育委員会教育環境支援課情報教育指導係・泉大吾氏
  2. 信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター助教・佐藤和紀氏
  3. 北海道教育大学附属函館中学校教諭・郡司直孝氏
  4. 札幌市立発寒南小学校教頭・朝倉一民氏
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最新号見本2020年11月20日更新
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