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教育ICT

GIGA端末を活かす!教員研修・授業活用「㉒子供の問題づくりを支えるクラウド活用~久留米市立篠山小学校」中村学園大学教育学部 山本朋弘教授

2023年4月3日
連載

久留米市教育委員会(井上謙介教育長)は、早くからICTの教育活用に力を入れており、日常的な活用から応用的な活用まで、計画的・段階的に進めている。特に、子供たちが主体的に学ぶために、クラウド環境を有効活用するための取組を進めている。

篠山小学校(楢橋閲子校長)では、子供たちがクラウド環境を積極的に活用して学んでいる。

子供が作成した問題をクラウドで共有。自ら問題を選んで解く

子供が作成した問題をクラウドで共有。自ら問題を選んで解く

小学校第2学年の算数「かけ算九九」での活用である。従来は、かけ算九九を記憶して、教師が出した問題を子供が解くという場面が見られた。どちらかというと、受け身になりがちな学習場面。篠山小の端末活用では発展的な学習として、子供たちがノートに問題を書き、その問題を情報端末で撮影する。その問題画像を友だちとクラウドで共有してお互いに問題を出し合うようにしている。子供たちは友だちが作った問題を自分から選んで解くことで、かけ算九九の習得を主体的に進めることができた。

小学校高学年では、子供たちがクラウドのアンケートフォームを活用して学級会や係活動でのアンケートを行っている。お薦めの学習アプリや図書室の本、放課後の遊びや家庭学習の内容などをアンケートで友だちに回答してもらい、その結果を学級会などで発表している。授業では教師の指示を待っている子供はおらず、わからないときは自分から質問する様子が見られた。与えられた問題を解くより、問題を創る学習がより主体的な学びになる。主体的な学びを支えるために、子供たちが積極的にクラウド環境を活用できるように教師が支援することが今後より一層求められる。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年4月3日号掲載

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