• StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
教育ICT

【連載】GIGA第2期の個別最適な学び「⑦単元オリエンテーションを位置付けた学習過程~福岡県東峰学園の個別最適な学びから~」中村学園大学教育学部 山本朋弘教授

2025年7月21日

福岡県東峰村教育委員会(縄田淳一教育長)では、「自ら学びを創り出す子ども」の育成に向けて、個別最適な学びをより効果的に推進するため、学習履歴を蓄積する「TOHOスタディ・ログ」の取組に加えて、「単元オリエンテーション」を中心とした学びを深めている。

東峰学園(別府英樹校長)が推進する「単元オリエンテーション」は、子供が単元のゴール(到達点)を理解し、学習の方向性や見通し(通過点)をもつための活動である。

単元のゴールと学習内容の見通しをもって学びを進める

この活動では、単元導入時に単元全体の学習内容に関する説明(オリエンテーション)を行い、個々の通過点を確認しながら、単元のゴールに向かう。その中で、自己決定・自己調整・自己評価のサイクルを回しながら進めていく。

例えば、算数の単元では、「新発見!!図形の面積の求め方」とし、学習計画表で通過点と学習内容を整理することで、自分が目指すゴール像と学習内容の見通しをもてるようにした。

子供が自ら学習方法を決定

さらに、通過点を各自確認しながら、子供自らが学習方法を決定していた。例えば、情報端末を駆使しながら、グループやペアで協働的に学んだり、教師の支援を重点的に受けながら進めたりして、個に応じた支援が展開されていた。

単元全体で何を身につけさせたいのか。授業者の意図を明確にしつつ、子供が個々のペースで考えを創り出し、自分の学びを確かめながら、主体的に学ぶことができる支援が今後求められる。

教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年7月21日号

  • フィンランド教科書
  • StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新号見本2025年07月22日更新
最新号見本
新聞購入は1部からネット決済ができます

PAGE TOP