松井大助、漆原次郎/著
ぺりかん社
四六判 128頁
1870円
数学は苦手な人が多かったり、「学んで何の役にたつのだろう‥」と思う人もいるが、実は多くの分野で欠かせないのも数学だ。職業人へのインタビューを通して、仕事や社会の中で数学がどのように役立ち、使われているかを紹介する。「自分のやりたいことに、数学を道具として使えないか」という発想は、数学への捉え方をバージョンアップできそうだ。
登場するのは、デジタルクリエータ、建築士、宇宙研究開発者、マーケティングアナリスト、社会学者、南極地域観測隊員、数学者。仕事内容はもちろん、どのような学びや進路を進んできたか、「どのように数学を勉強してきたか」を紹介する。
また各職業の分野での数学の使われ方や、類似・関連した仕事も解説。各章に設けられた「10代の挑戦!」では、スマホのアプリを使って絵を描くなど、読者である中学生や高校生が今すぐできるチャレンジを掲載する。
学校の授業で学ぶ教科が、実際に社会に出てからの仕事でどのように役立つのか。職業人のインタビューを軸に紹介するシリーズの新版。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年6月19日号掲載
