京都市教育委員会は、2027年度から2028年度にかけて予定されている大規模な教育ICT環境整備に先立ち、現行環境の調査および課題の抽出・分析を外部コンサルタントに委託するため公募型プロポーザルを9月19日に公示した。
対象構成要素の全体像
事業者は児童生徒や教員のICT利用場面を洗い出し、利用しているICT機器やシステムの基本的な利用方法を調査。校務支援システム、教育ポータル、Microsoft365などの各システムについて、機能の重複がないかを確認する。セキュリティ対策に関しては、不足や非効率な対策の有無を調査し、運用管理の現状も含めて課題や要望を抽出・整理する。さらに、他自治体の事例も参考にしながら、次期ICT基盤に必要な構成や機能を検討する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年10月20日号掲載