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教育旅行

味の素川崎工場が社会科見学を一新 身近な食品の流通を理解

2022年9月26日

東京都小中学校環境教育研究会は8月23日、夏季工場見学研修会を、味の素㈱川崎事業所(神奈川県)で実施した。味噌汁などで使われ、子供たちにも身近な「ほんだし」工場を見学したほか、同社のSDGsの取組について知る機会となった。同研究会は東京都内の小中学校へ広く参加者を募り、教職員30名が参加した。なお、川崎事業所は内容を一新し学校向け社会科見学の受入れを3年ぶりに再開した。

生産から物流までを見学

「ほんだし」の製造工程を見学

「ほんだし」の製造工程を見学

川崎事業所は「味の素」「ほんだし」「Cook Do」といった、同社の主力製品の製造工場から物流センターまでを備えている重要拠点。1914年から操業し、味の素グループで最も歴史のある工場群だ。

今回教職員向けのコースが用意され、参加者は「うま味体験館」のシアターでグループの歴史等を視聴した後、専用バスで敷地内を見学し、「ほんだし」の工場へ。日本家屋をイメージした趣のある見学コースでは、鰹節の作り方などを映像で視聴し、実際にかつおぶしを細かく粉砕し、他の材料とともに粒状に加工され、包装される工程を見学した。

環境負荷50%削減へ

SDGsの取組についての講義

SDGsの取組についての講義

同グループのSDGsの取組についての講義も行われた。1909年、うま味調味料「味の素」が誕生し「日本の栄養状態を改善したい」、「おいしく食べて健康づくり」といった願いからスタート。世界の人々が健康で幸せであることと同時に「地球もいつまでも元気で健康でいられるように」SDGsの取組として、2030年までに地球への環境負荷の50%削減を目指している。

SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に該当する取組は、原材料・生産・物流・販売・使用までの一連の流れである「サプライチェーン」の各所で行われている。「ほんだし」の場合、国の研究機関と共同で原材料となるカツオの生体調査を実施し、持続可能な資源(カツオ)の保全に努めているほか、「ほんだし」の材料になるカツオの身以外の部分も捨てず魚醤の材料や飼料に。また川崎工場では節水に努め、水の使用量80%削減を目指しており、現在77%までの節水を実現した。容器包装では、調味料の小袋のプラスチック使用料を減らす工夫も。食べ物を美味しく残さず食べることは「フードロス」の削減にもつながる。

川崎工場は広大な敷地内に製造から出荷までの設備が揃っているため、「サプライチェーン」について目で見て分かりやすい。製品が自分たちに届くまでの過程でどのようにサステナブルな取組が行われ、自分なら何ができるかを考えるきっかけになる。

同社グローバルコーポレート本部・グローバルコミュニケーション部・企画管理グループの坂本眞紀シニアマネージャーは「子供たちに一番取り組んでほしいのは“つかう責任”。買い物や料理をする時に、受け取ったものをどう使うのか、食べる時に考えてみる。身近な“食”から考えることが大切」と話す。

東京都小中学校環境教育研究会研究広報部長・町田市立小中一貫ゆくのき学園大戸小学校・武蔵岡中学校の鈴木元(げん)校長は「これまでの児童生徒への指導では消費者目線の実践が多かったが、10年後、20年後には子供たちは生産者側になる。今回の研修会では、生産者側の視点をテーマに取り上げた」と語る。

■味の素グループ児童向けサステナビリティWebサイトURL=https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/environment/kids/

川崎工場は今年9月、学校団体(小学校5年生)を対象とする「社会科見学」を3年ぶりに再開、内容も一新した。他に出前授業(訪問授業・リモート授業)も実施している。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年9月19日号掲載


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