高校2年生以下の生徒がプログラムの腕を競う「第20日本情報オリンピック」の本選が2月13日(土)・14日(日)にオンラインで開催された。その結果、6月20日から27日にシンガポールで行われる予定の「第33回国際情報オリンピック」の出場候補となる成績優秀者17人が決定した。
第19回（前回）の本選競技の様子
■過去最高となる1566人の参加申込
「第20日本情報オリンピック(JOI2020/2021)」には過去最高となる1566人の申込があり、1310人がオンラインで予選に参加した。一次予選と二次予選を経て、成績上位者88人が本選に参加した。なお、今回は新型コロナウイルス感染症の影響から本選もオンラインでの開催に変更となった。
■アルゴリズムを設計し、プログラムとして実装する
日本情報オリンピックは高等学校2年に相当する学年以下の、高等学校、 高等専門学校、中等教育学校、中学校、義務教育学校、小学校、特別支援学校に在学する児童生徒が対象。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、それをプログラムとして適切に実装することが求められる。
＜第20回日本情報オリンピック本選成績優秀者＞
【金賞】1人
菅井遼明（スガイ リョウメイ）渋谷教育学園渋谷高等学校 高2
【銀賞】6人
神尾悠陽（カミオ ユウヒ）開成高等学校 高2
菊地朝陽 （キクチ アサヒ）筑波大学附属駒場高等学校 高1
児玉大樹 (コダマ ダイキ) 灘中学校 中3
田中優希 (タナカ ユウキ) 灘中学校 中3
田村唯 (タムラ ユイ) 大阪府立大学工業高等専門学校 高専1
松尾凜太朗 (マツオ リンタロウ) 麻布学園麻布高等学校 高2
【優秀賞】10人
加藤潤成 (カトウ ジュンセイ) 渋谷教育学園渋谷高等学校 高1
清水健吾 (シミズ ケンゴ) 筑波大学附属駒場高等学校 高2
行方聖 (ナメカタ アキラ) 筑波大学附属駒場高等学校 高2
西脇響喜 (ニシワキ ヒビキ) International School of Paris 高1
濱口優真 (ハマグチ ユウマ) 洛南高等学校 高2
増田拓真 (マスダ タクマ) 灘高等学校 高1
森田京志郎 (モリタ キョウシロウ) 開成中学校 中3
諸岡知樹 (モロオカ トモキ) 筑波大学附属駒場中学校 中3
渡邉雄斗 (ワタナベ ユウト) 渋谷教育学園幕張高等学校 高1
綿貫晃雅 (ワタヌキ アキマサ) 開成高等学校 高2
■春季トレーニング合宿を経て日本代表選手が決定
金賞、銀賞、優秀賞の17人が「第33回国際情報オリンピック」日本代表選手候補として、3月19日(金)から24日(水)に東京都内で行われる春季トレーニング合宿に参加。合宿期間中に、IOI 2021シンガポール大会日本代表選手選抜競技が行われ、日本代表選手4人が決定する。
