新型コロナウイルス感染拡大による休校中の家庭学習支援のため、みんがくはオンライン自習室専門システム・運営代行サービス「みんがく」の追加アカウント無償提供を開始した。無償提供期間は8月24(火)日より9月30日(木)までを予定している(その後については別途検討)。
■学習塾でオンライン自習室が運営されたことで様々な課題が発生
2020年の全国一斉休校により、家で時間を持て余した生徒が急増し、多くの保護者が学習塾を頼ったことにより、全国各地の学習塾でオンライン自習室が運営されるようになった。しかし、準備不足とインフラ・ツールの限界により様々な課題が発生した。
■家庭学習のサポートに「みんがく」をリリース
この現状を打開するため、神奈川県で学習塾を4教室運営する、みんがく代表の佐藤雄太氏は、有志の学習塾経営者仲間と共に、家庭学習をサポートするサービスを立ち上げた。そして、オンライン学習環境のインフラ構築・開発を進め、2021年3月にオンライン自習室専門システム・運営代行サービス「みんがく」をリリースした。
■学習のハードルを下げ、学習環境の定着を図る
「みんがく」は家庭学習の習慣化の支援に特化した設計となっている。独自の生徒管理システムを生徒がLINEと連携させることで、学習のハードルを下げ、学習環境の定着を図る。管理人が奨励のメッセージを生徒に送るなど、コミュニケーションを取ることで学習のモチベーションを高める。
■コロナ新規感染者の急増に伴い新たな取組を実施
新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴い、「みんがく」はリリース後4か月で全国の学習塾100校以上に導入。2021年8月現在、第1回目の緊急事態宣言時に比べて、コロナ新規感染者は約100倍に急増しているという現状を鑑みて、以下の取組を開始する。
<みんがくの取組>
①追加アカウントを無償提供
9月30日までの期間、追加アカウントを無償で提供。この期間は生徒が何名利用しても、月々の基本費用(税込9,350円)のみで利用できる。
※本来は生徒1名あたり1アカウントが必要で、11アカウント目以降1アカウント330円の追加アカウント料(10アカウントまでは基本費用に含まれる)が発生する。
②午前9:00にオープンする特別学習室の開室
休校期間中、生徒が1人で自宅で過ごす時間帯に開室する。現在、詳細な開室日程・時間は検討中。「休校期間中であっても、朝から学習を開始し、生活リズムを整えてほしい」という想いを持って運営している。
③導入相談会の臨時開催
すでに発表していた導入セミナー(9月16日〜10月2日の6日程)に加え、早期アカウント開設希望の学習塾を対象に臨時の導入相談会を追加開催。日程については柔軟に対応する。
<みんがく 概要>
自宅でも勉強をがんばりたい生徒の支援に特化した、教育機関向け管理人常駐のオンライン学習支援ツール。複数の学習塾の生徒を「みんがく」のルームに集め、これまで一つの事業所では運営が難しかったオンライン自習室を安定的に運営することができる。教室の営業時間外においても生徒の自宅学習をサポートができ、子供のスマホ依存に悩む保護者のニーズにも応える。