名桜大学(沖縄県名護市)は11月6日、ソフトバンクと「公立大学法人名桜大学とソフトバンク株式会社との産学連携に関する協定(教育パートナーシップの確立によるデジタル人材育成と持続可能な地域振興に向けて)」を締結した。
今後、双方の有する資源を有効活用し、同学の学生を含む次世代デジタル人材の輩出をはじめ、同学がある沖縄県北部地域で急速に進行している少子高齢化や過疎化による社会課題の解決に学生が興味関心を持ち参画できるよう共創して取り組む。
協定に基づく連携項目は次のとおり。
本学は本年4月に、人間健康学部に健康情報学科を開設していますが、同学科にはソフトバンクに勤務されていた方が教授職に着任され、かつクロスアポイントメント制度を活用してソフトバンクの業務にも兼務をいただいております。これにより、学生を含む本学関係各位とソフトバンクの関係各位との産学間における交流が拡がっていくことと期待をしております。
また、本学では地域との連携を通じた人材育成を掲げており、本連携により学生が地域活動を通じて課題解決力の素地を身につけて、地域社会ひいては国際社会で活躍できる人材の育成へとつながることを期待しております。
その第一弾の取り組みとして、本学学生がソフトバンクやソフトバンクロボティクスの社員の皆様からロボットプログラミングの指導をいただき、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を活用するプログラム作成を行っています。
今後はこのロボットと共に本学学生が地域の小中学校や高齢者施設などを訪れ、ロボットプログラミングを体験いただいたり、高齢者のフレイル予防に活用するといったことを計画しています。
このようなデジタルを媒体とした人材の活躍の場を提供していただけることは、大学での理論習得を深め、高められる貴重な機会であると捉えております。これらの活動を通じて地域貢献や地域活性化、人材育成、また、持続可能な社会の発展に寄与できるよう相互の連携に取り組んでまいりたいと考えております。