徳島市は4月28日、市立中学校の標準制服デザインが決定したと発表。市役所1階国際親善コーナーで5月16日まで標準制服サンプルを展示している。
近年の気候変動への対応や個人の価値観の多様性を尊重することなどを目的に、市では市立中学校における制服のあり方や今後の方向性について検討するため、昨年8月、「徳島市立中学校制服のあり方検討委員会」を設置。委員会での検討の結果、機能性・多様性・経済性に配慮した、市立中学校共通の標準制服の導入を決定し、3月、サポートメーカーの協力のもと、市立小中学校の児童生徒、保護者、教員を対象に、標準制服のデザインを選ぶ「市立中学校標準制服デザイン総選挙」を実施し、本デザインに決定した。
瀬戸内海を表現したかっこいいスタイルの標準制服
今回決定したデザインは、深みのあるダークネイビーのブレザーに、同系色のネイビーを合わせ、引き締まった印象。ボトムスの組み合わせは、ゆったりとしたスタイルと、すっきりとした細身スタイルの2種のスラックス及びスカートのほかに、キュロットタイプも採用する。また、夏用のデザインとして、一般的なカッターシャツスタイルのほか、ポロシャツを採用することとしている。
この標準制服は、2027年4月からの導入を予定しているが、一斉変更は行わない方針。これまでの制服に加わる、もう一つの選択肢として、着用が可能となる。なお、標準制服の採用の時期や、ネクタイ等の附属品の採用などについては、今後、各学校において検討を進めていくこととしている。