恐竜は一体どんな姿をしていたのだろう?化石はあるものの、見つかっているのは骨や皮膚の一部のみ。そんな恐竜の姿を、生物としてリアルに立体化するためのテクニックが満載の書籍『新装版 恐竜のつくりかた』が2025年7月、グラフィック社から発売される。
『新装版 恐竜のつくりかた』には、トリケラトプスの親子や、首の長いカマラサウルス、大人気のティラノサウルス(うろこバージョンと、羽毛バージョンもそれぞれ掲載)の作りかたを通して、立体造形の技が学べる。
石塑粘土からポリマークレイなど、レベルに合わせた材料での作り方も掲載されており、初級者から上級編まで楽しむことができる。冒頭には、造形作家の竹内しんぜん氏の造形による恐竜図鑑を掲載。解説は「恐竜の先生」として知られる国立科学博物館の名誉研究員である真鍋真氏がつとめる。
恐竜造形を実際に作るにあたって、骨をはじめ生物の構造を知っておくことが大事。そこで本書では、どんなポイントに注目するかのコツを解説。また、造形を行う際に必要な道具も紹介している。
実際の作業では骨格から作っていくが、制作上のポイントやリアルに見せるためのテクニックも紹介されている。また、本物の恐竜に見せるためのテクスチャ―(表面の質感)の作り方も細かいテクニックまで詳しく解説されている。
<目次>
恐竜図鑑(プラテオサウルス、ステゴサウルス、アロサウルス、ケラトサウルス、ディプロドクス、ブラキオサウルス、リオプレウロドン、カルカロドントサウルス、カルノタウルス、アマルガサウルス、スピノサウルス、パラサウロロフス、トリケラトプス、エウオプロケファルス、ケツアルコアトルス、パキケファロサウルス、プロトケラトプス、ヴェロキラプトル、ティラノサウルス)/恐竜のつくりかた/初級編 トリケラトプスの親子を作る/
初級編 カマラサウルスを作る/中級編 ティラノサウルスを作る うろこバージョン/
上級編 ティラノサウルスを作る 羽毛バージョン/恐竜の系統図/
羽毛恐竜と鳥類についての最新の学説/コラム(恐竜の定義、羽毛ティラノサウルスについて)
<著者プロフィール>
竹内しんぜん
造形作家。オリジナルガレージキットメーカーとして活動。生物・怪獣・アニメキャラクターなどのガレージキット・TOY・フィギュア原型制作、映画・TV・イベント・出版物への模型の貸出や販売など活動中。著書に『粘土で作る!いきもの造形』『粘土で作る!いきもの造形 恐竜編』(ホビージャパン)
真鍋真(国立科学博物館)/監修
博士(理学)。古脊椎動物学が専門で、中生代の化石から恐竜をはじめとする爬虫類や鳥類の進化を研究。1994年から国立科学博物館に勤務し、同館副館長を経て、2025年に退職後は名誉研究員に就任。群馬県立自然史博物館の特別館長も兼務。著書多数。
<書籍情報>
書名:新装版 恐竜のつくりかた
著者:竹内しんぜん
監修:真鍋真(国立科学博物館)
発売日:2025年7月
仕様:B5変 並製 総128頁
定価:1980円(税込)
ISBN:978-4-7661-4073-6