コクヨは、2024年から推進している埼玉県戸田市教育委員会との協働事業、戸田型PBL(課題解決型学習)に関する実証レポートを同社サイトにて公開した。
戸田市では、市内の公立小中学においてPBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)を推進している。その一環として市教委は、戸田型PBL授業(課題解決型学習)を支える教育環境の構築を目的に、2024年よりコクヨ、富士電ITソリューションと共同で実証事業を実施。実証校の美女木小学校で、2024年8月に「わくわくラボ」を開設し運用している。
わくわくラボ
実証にあたり、同社と美女木小学校教職員でワークショップを開催し、PBL教室として必要な要素を抽出。そして、同校の既存教室であるメディアルーム(PC教室)に、新たに同社の家具商品(Any wayシリーズ)やICT機器(テクノホライゾン製の電子黒板・モバイルディスプレイ、Creality製高速3Dプリンタ、アバロンテクノロジーズ製ソフトウェア、Aver 製AI追尾カメラ等)を配置し、「わくわくラボ」(PBL教室)として整備した。
わくわくラボでは、「プロジェクトワーク」「プレゼンテーション」「自学習・コミュニケーション」などの学習場面に応じて自由にレイアウトを変化させ、さまざまな授業スタイルや学び方に対応できる教室環境を整備。2024年度は、278コマの授業が実施され、国語・算数・理科・社会・外国語・図工・総合・道徳等様々な教科で活用した。
授業スタイルや学び方に合わせたレイアウト変更の様子
実証の第一段階の効果測定として、わくわくラボを使用した教員と児童の方々へアンケートを行っている。本実証は2026年3月末まで実施する予定。
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