文部科学省と科学技術振興機構(JST)は8月8日、2025年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会を開催した。奈良女子大学附属中等教育学校に文部科学大臣表彰を授与するなど、のべ36校を表彰した。
ポスター発表の様子
文科省とJSTは、全国のSSH指定校等の生徒が日頃の研究成果を発表する機会を提供し、生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起するとともに、SSHの成果を広く発信することを目的としてSSH生徒研究発表会を2004年度より開催している。今回は、参集形式で開催され、SSH指定校および過去に指定経験のある学校238校(現地参集せず、発表要旨の提出のみ行った学校含む)の生徒・教員が参加した。
当日は、生徒らがポスター発表を行い、審査を経て選出された代表校12校が全体発表を実施、最も優秀な研究発表を行った学校に文部科学大臣表彰を授与し、優秀な研究発表を行った、その他1校に科学技術振興機構理事長賞を、2校に審査委員長賞を授与した。
文部科学大臣表彰には、奈良女子大学附属中等教育学校の「奈良県生駒市におけるツバメの給餌行動の観察と給餌内容の解析」、科学技術振興機構理事長賞には、池田中学・高等学校の「画像解析で計測したゲンジボタルの明滅周期」、審査委員長賞には、京都市立京都工学院高等学校の「電気化学測定をもっと安くもっと早く簡単に! ~インピーダンスの高速測定とその解析~」と東京都立立川高等学校の「流星の自動観測システムの開発と流星群の分析」が選ばれた。
そのほか、8校に奨励賞、12校にポスター発表賞、12校に生徒投票賞が授与された。
◎文部科学大臣表彰
◎科学技術振興機構理事長賞(1校)
◎審査委員長賞(2校)
◎奨励賞(8校)
◎ポスター発表賞(12校)
◎生徒投票賞(12校)
令和7年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校を決定しました