みんがくは、教育現場に特化した生成AI活用プラットフォーム「スクールAI」にて、米OpenAIが8月7日に発表した新たなAIモデル「GPT-5」を試験運用版に組み込み、一部ユーザーへのトライアルを開始した。
今回、発表されたAIモデル「GPT-5」には以下の特長がある。▽数学に圧倒的に強い(大学院レベルの問題を解決)▽ハルシネーション(事実ではない内容や根拠のない情報をもっともらしく生成してしまう現象)を大幅に低減▽大学院レベルの問題解決を安定実行▽専門家レベルの応答品質▽安全性:拒否一辺倒から「セーフ・コンプリーション」へ(安全域を逸脱しない範囲で可能な限りユーザーに役立つ回答を返すようモデルに学習させる安全性学習手法を導入)。
今回のアップデートにより、数学分野の強化、ハルシネーション(事実誤認)の大幅低減、大学院レベルの高難度問題への対応、および教育現場に適した安全性を有したモデルの商用利用に向けてのトライアル利用が開始となった。
「スクールAI」は、第20回 日本e-Learning大賞「経済産業大臣賞」を受賞した「NANDE」の基盤となるサービス。生徒の学齢に合わせてカスタマイズ可能で、各生徒の思考過程をログから確認できる。ハルシネーションのリスクを最小限に抑える機能や、個人情報を学習しない設計が取り入れられている。文部科学省ガイドラインに完全対応。