カンコー学生服は8月26日、全国の中学・高校の教員を対象に実施した「中学・高校の夏制服で良いと思うスタイル」についての調査結果を公表した。それによると、ハーフパンツ制服の採用については全体の約7割が好印象を持っていることが明らかになった。
調査は7月、全国の中学・高校の教員 1,400人にインターネットを介して実施した。
現在採用している夏制服のタイプを聞いた。中学・高校で採用されている夏制服のタイプは、男子は「カッターシャツで裾を中に入れるタイプ」(56.9%)、「ポロシャツ」(46.9%)が多く、女子は「ブラウス・シャツで裾を中に入れるタイプ」(45.2%)、「ポロシャツ」(44.2%)が多いという結果に。男女共に、シャツの裾をスラックスやスカートに入れるタックインのスタイルが半数近くを占めていますが、ポロシャツやシャツの裾を外に出すタックアウトのスタイルもみられる。
Q.あなたがお勤めの学校の夏制服は、どのようなタイプですか。複数タイプがある場合は、あてはまるものすべてお答えください。(複数回答)
中学・高校の教員が、クールビズや熱中症対策に良いと思う生徒の夏制服のスタイルは、「ポロシャツ」(全体63.0%、中学校65.7%、高校60.6%)が最も多く、次いで、「ノーネクタイ(ネクタイ・リボンをしない)」(全体43.7%、中学校41.7%、高校45.5%)、「ハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)」(全体31.4%、中学校37.8%、高校25.8%)といった軽快なスタイルが良いと回答している。
学校別にみると、中学校では、「制服ではなく体操服を着る」(全体28.6%、中学校43.0%、高校16.1%)、「帽子・キャップ」(全体25.6%、中学校33.2%、高校18.9%)などの回答も、高校に比べて多くみられた。
Q.学校の夏制服で、クールビズや熱中症対策に良いと思うスタイルはありますか。(複数回答)
夏制服で男女共にハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)を採用することについて、「とても良い」(全体28.4%、中学校36.1%、高校21.6%)と「やや良い」(全体40.9%、中学校41.5%、高校40.3%)をあわせると、全体の約7割、中学校では約8割の教員が良いと回答している。
Q.学校の夏制服で、男女共にハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)を採用することについて、どのように思いますか。(単数回答)
近年、夏の暑さ対策として、夏制服にポロシャツやハーフパンツを取り入れる学校が徐々に増えている。これらのスタイルは、クールビズや熱中症対策としてだけでなく、多様性への配慮から男女共通のデザインにできる点も導入メリットとして注目されているようだ。
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