コクヨは、全国の中学生・高校生と保護者を対象に「学び方」に関する調査を実施。このほど、その調査結果を公開した。
調査は8月、中学・高校生500人と中学・高校生の子供を持つ保護者500人を対象に、インターネットを介して行われた。
調査結果によると、中学・高校生の76.0%が「自分に合った勉強法を模索中・見つけられていない」と回答している。保護者も47.2%が「わが子に合った学習方法が分からない」と答えており、親子ともに学び方に不安を抱えていることがわかった。
さらに、親子ともに約半数は「勉強のやり方」や「自分に合った学び方」について十分に話し合えていないことが分かった。一方で、別途「わが子に合った『学び方』を見つける手助けをしたいか」と保護者に尋ねたところ、78.2%が「手助けしたい」と回答。子供の学びに積極的に関わろうとする保護者の姿勢がうかがえる。
保護者に学生時代の勉強スタイルを尋ねたところ、「問題を繰り返し解く」「一人で黙々と勉強する」「とにかく暗記を重視する」といった、暗記中心・個人学習型の方法が上位に挙げられた。一方で、中学・高校生の62.0%は「親にすすめられた勉強法は自分にはあまり合っていない」と回答。親子で『学び方』について話し合う時間は少ないものの、子供の学びに積極的にかかわりたい親の想いと、すすめられた勉強法が合わないと感じる学生の実感とのギャップが浮き彫りになった。
文具がもたらす効果について調査したところ、「文具は勉強のモチベーションにつながる」と回答した保護者は30.6%にとどまる一方、中学・高校生の半数超(54.0%)は「モチベーションが高まる」と回答。文具が勉強意欲に与える影響に対して、親子間に認識の差があることが分かった。
自分に合った『学び方』を見つけることで、勉強に前向きになれるか尋ねたところ、中学・高校生の77.6%、保護者の85.6%が前向きになれると回答。勉強がうまくいかないのは単なる能力の問題ではなく、やり方が分かっていないことが一因である可能性がうかがえる。
同社では、文具とメソッドを組み合わせた学び方のアイデアを「まなびレシピ」としてWebページで提案している。
今回の調査でも明らかになったように、わが子に合った『学び方』を見つける手助けをしたい保護者が子供になかなか伝えられないけど伝えたい気持ちを投稿する「青春の勉強やらかし選手権キャンペーン」を9月19日より実施する。抽選で「まなびレシピ」商品が当たる。10月20日まで。
※9月19日より公開予定