デジタルハリウッドは、AI技術の研究・開発を手がけるneoAIと共同開発したクリエイティブ教育特化型壁打ちチューターAI「Ututor(ユーチューター)』」を、10月より本格的に運用開始すると発表。同社が展開するデジタルハリウッド(専門スクール)とデジタルハリウッドSTUDIO(全校舎)、デジタルハリウッド大学および大学院、デジハリ・オンラインスクールの学習者に順次展開し、グラフィックザイン、WebUIデザイン、CG、動画を中心とした学習・課題制作に「Ututor」を導入する。
Ututorは、学習者が制作した作品をもとに客観的な評価や改善提案を行う、クリエイティブ教育特化型の壁打ちチューターAI。グラフィックデザイン、WebUIデザイン、CG、動画などの制作プロセスを支援し、学習効果を高めることを目的としている。
▽実務家教員のナレッジを反映した専門的な評価▽評価結果に基づいた具体的な改善提案▽教材プラットフォーム「Any」との即時連携による推奨学習方法を提示する――などの特徴がある。
ヴィジュアルのアウトプットだけでなく広告物としての観点でのフィードバック(for Graphic Design)
初心者からコンテスト応募を目指す上級者に向けた学習者まで多段階の学習支援(for CG)
一般的なLLMが提示する抽象的な表現や網羅的な知識とは異なり、分野ごとに整理された観点と、教育現場に基づいた具体的な改善提案、学習がしやすいUIで次の制作ステップを迷いなく進めることができるという。
同社ではUtutorを単なるAIツールとしてではなく、教育とテクノロジーが協調する新たな学習環境を支える存在として位置づけており、今後、大学・専門学校など教育機関への提供を行う「デジタルハリウッドアカデミー」でも導入を予定しているという。