フルノシステムズは、Wi-Fi HaLow対応アクセスポイント「ACERA 331」シリーズの新製品として、高利得アンテナ対応機種「ACERA 332C」および高利得・指向性アンテナ対応機種の「ACERA 332P」を11月に発売する。価格はオープン

ACERA 331シリーズは、Wi-Fiの新規格であるWi-Fi HaLow(IEEE802.11ah)対応のアクセスポイント。 Wi-Fi HaLow(IEEE802.11ah)はIoTの通信基盤構築に適した通信規格で、920MHz帯の電波を使用。半径約1kmの通信エリアをカバーし、データ伝送速度の最大値は1.5Mbps(理論値)となる。これによりセンサー情報のほか、画像や映像の伝送に対応する。
本製品では、高利得アンテナ(コリニアアンテナ、パッチアンテナ)へ適応することで、従来機種(ACERA 331) に比べてより広範囲のデータ伝送(半径約1.3~1.5km)が可能になった。コリニアアンテナには「ACERA 332C」が、パッチアンテナには「ACERA 332P」が適応となる。コリニアアンテナは360°方向に電波を飛ばし、最大利得約3dBアップ。パッチアンテナは前方向に電波を飛ばすため子機側のアンテナに適しており最大利得約6dBアップする。
また、ACERA 332C / ACERA 332PはACERAシリーズの従来機種と同様、広い動作温度範囲(-20 ℃から+ 60 ℃)を確保、防水防塵は「IP55」に準拠しており過酷な環境下での動作にも優れている。本製品はソーラー電源システム(推奨品を案内可能)を利用することで、河川監視や農業や畜産、熊などの害獣を監視する際など電源の確保ができない場所にも設置可能。