公財・イオン環境財団は10月17日、再生可能エネルギーに関する学びを支援することを目的として、愛媛県の西予市立城川小学校に太陽光発電システムおよび環境教本を寄贈すると発表した。10月24日に贈呈式が執り行われる。
同財団は2009年より、小中学校を対象に、国内外56校に環境教育支援として太陽光発電システムを寄贈している。
今回寄贈する城川小学校のある西予市は、愛媛県の南西部に位置し、東西に長く、西はリアス式海岸の宇和海、東は四国カルストを含む山地で高知県と境を接している。その標高差は1,400mで、盆地やV字谷など多様な地形が形成されており、2013年に「四国西予ジオパーク」に認定されている。城川小学校では、3、4生はジオパークについて学習し、5年生は近くの棚田(棚田百選選定地)について学ぶなど環境教育に力を入れている。
今回、同財団は、同校へ太陽光発電システム(京セラ製・総出力11.1kW)を設置し、また、地球温暖化や太陽光発電の仕組みについて学び、生徒が自分にできることを考え行動につなげることを目的とした教本『太陽の力で地球をまもろう!』を提供する。これにより、再生可能エネルギー活用の啓発および環境保全への理解がさらに深まることを目指すとしている。