公財・武田科学振興財団はこのほど、2025年度の理科教育振興助成対象を発表。応募計195件から81件を選出した。1件につき50万円が助成される。

同財団の理科教育振興助成は、国内の小学校・中学校・高等学校(高等専門学校を除く)およびそれに準ずる機関の教員および職員を対象に、小中高校理科教育に貢献する研究または実践を助成するもの。
今回、合計195件(小学校18件、中学校49件、高校128件)の応募があり、小学校は、千葉市立緑町小学校・矢尾板聖仁教諭(研究題目「緑町小バイオパーク・ホールスクールプロジェクト」)など9件、中学校は、岩手大学教育学部附属中学校・佐々木聡也教諭(研究題目「AIで探る地域の気候変動〜中学生によるデータ 解析と未来予測〜」)など20件、高校は、茨城県立竹園高等学校・飯塚祐介教諭(研究題目「地域人材(刀鍛冶)を活用したSTEAM教育実践 -高等学校化学酸化還元におけるたたら製鉄法を 用いた深い学び」)など52件が採用された。