スパイスファクトリーはこのほど、中高生の生成AI利用率と企業訪問前後における意識変化について実施したアンケート結果を公開した。
同社では、2023年6月から中高生のキャリア教育の一環として企業訪問の受け入れを実施しており、その受け入れ数は2025年12月時点で102校982人。2026年も年間300人以上の受け入れを予定している。
今回の調査は、2025年3月6日~2025年12月1日の期間に、企業訪問で同社を訪れた中学生・高校生230人を対象に行ったもの。生成AI利用と企業訪問前後における意識変化について聞いている。

企業訪問の様子
「これまで生成AIのサービスを使ったことがある」と回答した中高生は合計で約73%(中学生では64.6%|高校生では80.9%)に上る。
これは、NTTドコモ モバイル社会研究所調査「モバイル社会研究所白書2024年版(2025年2月発表)」 の13.3%(中学生)MMD Lab株式会社「2025年高校生のスマホとAIの利用実態調査(2025年8月発表)」の60.2%(高校生)をいずれも大きく上回る結果。

生成AIが急速に身近な存在となる一方で、若い世代がそれを「どう使うか」「どんな責任を伴うのか」を考える機会は、まだ十分とはいえない
中高生が「使ったことがある」と回答した生成AIツールは、ChatGPT が73.5%で最も多く、以降、Gemini 10.9%、Copilot 8.1%、その他7.5%と続く。
また、「将来、生成AIを勉強や仕事など日常生活で活用したいと思いますか?」という質問に対しては、約97%が「はい」と回答し、生成AI活用への強い関心度が明らかになった。

97%の中高生が生成AI活用に意欲を示した
「自身の将来について明るい見通しを持っていますか?それとも不安を持っていますか?」という問いに対し、企業訪問をする前は「不安」「どちらかと言えば不安」という回答が全体の約57%、「明るい」「どちらかといえば明るい」は約42%だった。
企業訪問後の同質問においては「明るい」「どちらかといえば明るい」が約86%に上昇しており、実際の働き方や職場環境への理解が深まったことで、将来に対する前向きな意識の形成につながったと考えられると同社は分析している。実際に企業訪問を終えた学生からも「自分の芯を持って将来働いたりしたいと思った」「失敗を恐れずに新しいことに挑戦することの大切さを学ぶことができた」という声が寄せられたという。

企業訪問をする前は自身の将来について「不安」「どちらかと言えば不安」という回答が全体の約57%を占めた

企業訪問後の同質問においては「明るい」「どちらかといえば明るい」が約86%に上昇した

自身の将来について明るい見通しを持つことが、働くことへの前向きな気持ちにつながった