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近大産業理工学部、実績ある教員を顕彰する教育賞を新設 第1回はAIと建築の分野で実践的教育を行う教員が受賞

2026年4月13日

近畿大学産業理工学部(福岡県)は、教員の意欲向上および教育方法・技術の向上を目的に、「近畿大学産業理工学部 教育賞」を新設した。本賞は、教育内容の改善や学生の学修意欲向上、地域社会への貢献などで顕著な実績を挙げた本学部教員を顕彰するもの。

第1回となる2026年度の受賞者として、情報学科准教授の勝瀬郁代氏と、建築・デザイン学科准教授の渕上貴代氏を選出。4月16日に開催する教員全体集会で授賞式が執り行われる。

 

近大産業理工学部、実績ある教員を顕彰する教育賞を新設 第1回はAIと建築の分野で実践的教育を行う教員が受賞

第1回受賞者の(左から)勝瀬郁代准教授と渕上貴代准教授

 

■学生の実践的な学びを深める特色ある教育活動を顕彰

勝瀬郁代准教授は、音声コミュニケーションを専門とし、AI教育、教育DX、特別支援教育、地域課題解決型学習といった幅広い領域で教育実践を重ねている。AI分野の急速な発展を見据え、「深層学習I・II」の授業科目を再編成して体系的なAI教育を構築し、日本ディープラーニング協会認定の教育プログラムへと発展させた。

2025年には同プログラムの第1期修了生14人を輩出し、同学の正規科目の履修によりAI分野の専門資格である「E資格」の受験資格を取得できる体制を整えるなど、先端分野に対応した教育基盤の充実に大きく貢献した。

また、聴覚障害学生支援のための音声字幕生成システム、プログラミング学習支援AIティーチングアシスタント、ゼミにおける生成AI活用、講義用学習支援チャットボットの開発・運用などを通じて、合理的配慮の実現と学習効率の向上を両立する教育DXを具体化。加えて、福岡県内の公立小学校における言語通級指導教室の発音指導を支援するICTシステムを継続的に開発・運用し、地域の特別支援教育にも貢献している。さらに、教養科目「地域社会と情報」では、地域課題の発見からICTを活用した解決策の立案までを行う協働型学習を実践し、Society 5.0時代に求められる基礎的能力の向上にも寄与しており、先端技術を教育現場と地域社会の双方に還元する実践的な教育力を発揮している。

渕上貴代准教授は、建築設計を専門とし、建築設計の実務経験を生かしながら、社会との接点や学外からの評価を意識した実践的な教育に取り組んでいる。今後の建築界を担うことが期待される若手建築家を招聘し、学生と協働で企画・運営する取り組みを複数回にわたり実施。建築作品の作者本人と直接交流できる貴重な学びの場を創出するとともに、「近大レクチャーシリーズ」として展開することで、学生の創作意欲を喚起した。

また、授業においてデザインコンペ(設計競技)を積極的に活用し、学生が社会に開かれた評価の中で実践的な能力を磨く教育を推進。「プレゼンテーション演習」では「タカハポスターコンテスト」への応募を通じて、2022年度から25年度まで連続して入賞者を輩出したほか、課外活動においても「日本建築家協会全国学生卒業設計コンクール」で入賞者を輩出するなど、難易度の高いコンペにおいて優れた成果を上げている。こうした教育実践は、学生の創作意欲と主体性を高めるだけでなく、社会的評価を意識した表現力や提案力の育成にもつながっており、卓越した指導力によって学生の学修意欲を向上させている。

 

産業理工学部 情報学科 勝瀬郁代准教授

産業理工学部 建築・デザイン学科 渕上貴代准教授

近畿大学産業理工学部

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