生成AI学習コミュニティ「SHIFT AI」を運営するSHIFT AIは、全国の小学1〜6年生の子供を持つ保護者722人を対象に、「夏休みの子供のAI利用に関する保護者アンケート調査」を実施。子供の生成AIの利用実態と夏休みの宿題におけるAI利用についての結果を公表した。

小学生の生成AI利用は37.7%(把握あり23.0%+把握なし14.7%)、確証はないが使っていそうを含めると45.2%に達する。使っている子の用途は、1位「学校の宿題」56.0%、2位「調べもの」50.6%、3位「自由研究・工作のアイデア出し」47.6%。学びと遊びの両面で使われつつ、入り口はやはり宿題であることがうかがえる。


「夏休みの宿題にAIを使うこと」全体では42.1%が「アリ」。ただし宿題の種類によって判断は大きく分かれた。許容度が高いのは「自由研究のテーマ決め・アイデア出し」67.0%、「わからない問題の解説」64.1%。反対に低いのは「作文・日記」31.3%、「読書感想文」32.7%。考えるきっかけ・調べる補助には前向きでも、子供自身が考えて書く宿題ではAIを避けたい、という線引きが読み取れる。


「子供が宿題でAIを使うこと」への感覚も割れており、「学ぶ機会になる/推奨」が54.7%を占める一方、「答えを写すだけならズル」+「基本的にズル」で44.8%が慎重な姿勢を示した。

「親子で一緒に使う予定」19.5%、「子供本人に使わせる予定」21.5%で、使わせる予定は41.0%。一方で「使わせる予定はない」も40.9%と、家庭の判断はちょうど二分している。使う家庭では「親子で一緒に」が約半数を占め、いきなり子供に任せきりにはしない慎重さもうかがえる。

宿題AIへの姿勢は、保護者自身のAI利用度ではっきり分かれた。AIを使う(月に数回以上・426名)では58.5%が「宿題にAIはアリ」と答えたのに対し、ほとんど使わない(296名)では18.6%と、約3倍の開き。「宿題でAIを使うこと」を学びの機会と捉える割合も、使う保護者64.6%に対し使わない保護者40.5%。AIとの距離が、そのまま宿題でのAI利用への評価を分けている。

今回の調査では、宿題でのAI利用は全体で4割にとどまるものの、自由研究のアイデア出しでは7割が容認する一方、作文や読書感想文では拒否感が強いなど、課題の種類によって許容度に大きな差が見られた。また、保護者自身のAI利用状況や学習効果への評価、今後の利用予定によっても姿勢は二分している。
これらの結果から、保護者はAIを「答えの代行」ではなく「学びの伴走」として捉え、現実的な線引きを模索していることがうかがえる。調査を実施したSHIFT AIは、現在必要なのは禁止か容認かの二択ではなく、具体的にどう使わせるかという実践的な指針であると指摘する。
<調査概要>
調査手法:インターネット調査
実施時期:2026年4月20日~4月23日
調査対象者:全国の小学1〜6年生の子供と同居する保護者20〜50代男女
回答数 722(子供の用途は利用者166人を集計)