産業能率大学コンテンツビジネス研究所は、在学生を対象に実施した「学生メディア・コンテンツ利用調査2026」の生成AI編に関する結果を発表した。大学生の生成AI継続利用率は84.5%に達し、前年(2025年)の57.7%から約1.5倍に拡大した。利用経験者を含めると96%となり、入学時点から生成AIの活用が当たり前になっている実態が明らかになった。


利用しているサービス(複数選択)は、「ChatGPT」が90.4%と圧倒的なシェアを維持した。一方で「Google Gemini」は前年の12.3%から49.5%へと約4倍に急伸した。前年の「ChatGPT一強」から、用途や目的に応じて複数の生成AIツールを使い分ける傾向が定着しつつある。

利用目的は全学年共通で「情報収集のサポート」(67.5%~75.4%)が最多となった。学年別の特徴として、1年生は「会話・雑談・相談」(45.4%)や「趣味・興味のある活動」(40.0%)といった日常的な使い方が目立つ。一方、4年生は「就職活動における書類作成」(58.3%)での活用が高い割合を示した。また、「授業の課題・レポート作成」での利用も44.8%となり、前年(29.5%)から約15ポイント上昇した。
生成AIの利用目的

■学年上昇に伴い高まる依存度
生成AIが使えなくなった場合の影響については、全体の83.8%が「困る」(「非常に困る」「ある程度困る」の合計)と回答した。特に「非常に困る」と答えた割合は、1年生の22.9%に対し、4年生では36.5%に達しており、学年が上がるにつれて学生生活や学習における必要性が高まっている。

<調査概要>
調査手法:Webアンケート
実施時期:2026年4月7日~7月3日(1年生:4月24日~6月30日)
調査対象者:産業能率大学 全在学生
回答数:2607(内訳:1年579件、2年711件、3年687件、4年630件)