武蔵野大学アントレプレナーシップ学部と岩倉高等学校は8月1日、アントレプレナーシップ教育において相互に連携・協力し、次代を担う人材を育成することを目的とした包括協定を締結した。アントレプレナーシップとは、高い志に基づき、失敗を恐れずに新たな価値を創造していくマインドを指す。同学は日本で唯一の当該学部を有しており、その専門的な知見を高校教育の現場へと展開する。

岩倉高校は、鉄道・運輸分野の教育を担う伝統校で、2027年度には普通科を「グローバル共創」「サイエンス共創」「キャリアデザイン」「スポーツデザイン」の4コース制へ再編し、主体的な挑戦や他者との協働を通じて実社会で生きる実行力を育むことを目指している。今回の協定に基づき、武蔵野大がキャリアデザインコースの教育カリキュラムに対して助言を行う。さらに、大学の教員を講師として派遣し、起業家精神に関する実践的な授業や講演を実施して生徒の学びを直接的に支える。
両校の連携は教員間の情報交換から始まり、同高校出身の学生1人が同学の6期生として入学したことでさらに結びつきが強まった。今後は、大学生を探究学習などのメンターとして派遣し、生徒と学生間の交流を推進する。高校生にとっては年齢の近い大学生との学び合いが挑戦への刺激となり、大学生にも自身の理解を深める好機となる。
また、同学発のスタートアップ企業も参画し、生成AIを活用した教育支援を行う予定だ。学校種を越えた多様な形での実践的なアントレプレナーシップ教育の充実が期待されている。