ガイアックスは、学校における生成AIの活用事例集を無償公開している。公立や私立を問わず、小学校から高校までの現場教員19人にヒアリングを行い、実際の校務や授業で生成AIをどのように使っているかを77の事例としてまとめたもので、学校の教職員および自治体や教育委員会の職員であれば、専用フォームから無料でダウンロードできる。校内・庁内での共有や研修資料としての利用も可能だ。

文部科学省のガイドラインや政府の重点計画では、2027年度までに教職員が生成AIを校務で活用する学校の割合を50%以上とする目標が掲げられている。一方で、教育現場の教員が最初に直面するのは「そもそも、何にどう使えばいいのか」という疑問である。実践的な知見が個人の教員や一校の中に閉じてしまっているのが現状だ。同社はこれまで学校DX事業などを展開する中でこの課題を痛感し、誰もがすぐに真似できる形に整理した事例集の作成に至った。
本事例集は、特別な環境や有料ツールがなくても始められる使い方を中心に集めている。すべての事例を「誰の」「どのような課題を」「どのように解決するか」という共通フォーマットで整理しており、明日からそのまま試せる内容のみを収録した。
同社教育事業部長の吉川佳佑氏は、「AIは教員を代替するものではなく、目の前の子供一人ひとりに向き合う時間を増やすための道具である」と強調している。事務作業を効率化することで、これまで手が回らなかった取り組みにも挑戦できるようになる。本事例集を通じ、教育現場での適切なAI利活用が前進することが期待される。
▶︎事例集をダウンロードはこちら(学校の教職員・自治体職員向け)