神戸市立工業高等専門学校(神戸高専)と日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)をはじめとする航空関連企業7社は10月5日、実践的な教育プログラム「航空産業人財育成プログラム」を神戸高専の教育課程に正式導入すると発表した。今年4月の改組により誕生した「機械システム工学科」の4年次カリキュラムとして開講し、産学連携で次世代の技術者を育成する。

本プログラムには、JALやANAのほか、IHI、川崎重工業、ジャムコ、SUBARU、三菱重工業の計7社が参画する。将来的な航空産業における技術者不足という課題を背景に、現場の生きた教材を活用して、理論と応用をつなぐ実践的な学びを提供することで、次世代を担う実践的技術者の育成を目指す産学連携の取組だ。これまで神戸高専を含む全国5校の高専で実証が進められてきたが、正式なカリキュラムとしての導入は神戸高専が全国初となる。
プログラムは、座談会・フィールドトリップ・出前講義の3つで構成される。

参画企業の社員が訪問してキャリアを語り合うほか、年2回の空港や工場・格納庫の見学を通じ、製造や整備の最前線を体感する。さらに、実際の部品に触れながら構造や安全対策を学ぶ現役社員による授業も行われる。本プログラムを修了することで、科目「航空機産業概論」の1単位が認定される仕組みだ。参画各社は神戸高専での取り組みを先進事例とし、今後他の高専への採用拡大を目指していく。