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学校施設

【第18回】学校保健~養護教諭は校内外のコーディネーター 船橋市立高根小学校 栗城幸江 養護教諭

2018年7月23日
連載

生活を見直す機会を繰り返し指導する

船橋市立高根小学校(千葉県)の栗城幸江養護教諭を訪問。生活習慣指導と手洗い指導について聞いた。

家庭の協力促して生活習慣の改善へ

前任校では生活習慣に課題を持つ児童が多かった。特に睡眠不足による体調不良を訴えて保健室に来室する児童が多かった。そこで児童の意識を高めるため、年に3回、早寝・早起き・朝ごはん・朝マラソン・朝うんちの5項目のチェック週間を設け、「げんきチェックカード」を実施。ポイント制をとり、満点を取った児童は「スーパーげんき賞」として表彰した。これが意欲向上につながり、自然と生活習慣改善に児童の意識が向いていったという。チェック週間の前には栄養士と全クラスで事前指導を行い、バランスの良い朝食などカードでチェックしきれない細やかな指導を徹底した。

チェックカードには保護者のコメント欄を設け、家庭での協力も得られるよう工夫した。「カードの実践を通して、保護者から子供に指導する様子が伝わってきた」

集計結果は保健だよりにも掲載。評議委員会の際に話題に挙げるなど、地域へのアピールも積極的に行った。

手洗い励行目指し高学年の指導案作成

昨年は県内の養護教諭らと連携し、高学年向けの手洗い指導案・指導資料を作成した。以前から、低学年向けの指導資料が充実している一方、高学年向けの資料は不足していると感じていた。企業が提供している啓発動画などを参考に、授業を行う機会が少ない養護教諭が効果的に指導を実践できるように考慮した。
「高学年ほど日常の手洗いがおろそかになりがち。内容が幼すぎず、子供の興味を惹き付ける資料・授業形態を模索した」

指導案には動画視聴や手洗いの実践、グループ単位の意見交換など活発な活動を取り入れ、児童が考える機会を重視した。県内の学校では、感染症が流行する冬期を中心に、感染症を学ぶ保健の単元と関連づけるなどして指導されている。

児童の状態に応じて15分間のミニ指導も

身体測定の際には、学年単位で「ミニ健康指導」も実践している。姿勢や手洗いなど、その時期に必要と感じたテーマを取りあげ、パワーポイントの資料を使って指導する。前回は授業中の児童の姿勢が気にかかり、“正しい姿勢”をテーマに指導。教室で後方から児童の様子を撮影した写真をスライドで示すと、自分や友達の姿勢について口々に言い合った。

「視覚に訴える資料は指導の際に有効。児童自身に考えさせるきっかけにもなる」
身体測定後には、担任と教室の机といすの高さを調整した。自ら意識して取り組む児童の姿も見られるようになった。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年7月23日号掲載

学校保健~養護教諭は校内外のコーディネーター

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