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給食・保健

学校給食は食育の教材【第1回】低学年への給食指導

2014年4月21日
連載

体験を話すことで自らの成長を自覚

本号から「学校給食」と「食育」に関する連載を開始します。執筆は、栄養職員・栄養教諭として都内4区で学校給食を作ってきた大留光子先生です。自身の経験に基づいた学校給食と関連付けた食育指導について紹介していきます(タイトル脇の写真は大留先生がこれまで提供してきた学校給食をご紹介します)。

学校給食
1年生への指導。歌や絵を使いわかりやすく

食育基本法が平成17年に制定され、早10年目を迎えようとしています。そこで、学校での食育活動について紹介していきたいと思います。ここでは、私が栄養職員・栄養教諭として実践してきた活動(発達段階に応じた試み)を中心に述べていきたいと思います。今回は小学校低学年での実践です。

1年生の給食導入指導は家の食事との違いを教える

第1学年では、給食導入時の指導が重要です。「給食大好き」と言ってもらえるよう開始時期は慎重に担任と栄養士が導入指導を行います。ポイントは、「おうちの食事と違って、給食時間はみんなが協力してお仕事をしなくてはいけないこと」「調理員さんがみんなのために、一生懸命給食を作っていること」そして、「苦手なものでも『ひと口パックン』してほしいこと」の3つです。

親子で「すきなたべものしらべ」
シートを使って偏りをチェック

学校給食
「すきなたべものしらべ」のシート。親子で色をぬり、偏りを目で自覚する
(詳細はおkayuサイトに紹介されています)

2学期には、食べものはその働きによって3つの色に分けられる、3つの色の食べ物をバランスよく食べよう、という内容で食に関する指導を実施。事前に食べ物の好き嫌い調査を行い、指導後、親子で好きな食べ物などの偏りをチェックできるシートを宿題にし、保護者の一言を添え提出してもらい、偏食傾向の把握や経過観察の資料として2年生での指導時に繋げました。

2年生では偏食是正を指導
1年次のシートで是正を確認

第2学年では、偏食是正(特に野菜嫌い)を目的とした食に関する指導を行います。野菜の働きと、不足により起こる不健康症状を伝え、まとめとして1年次の調査表を活用して偏食是正の確認をするとともに、苦手な野菜克服体験を発表してもらい、「野菜君からのメッセージ」を1年生に向けて書きます。

児童自らが体験を話すことでより実践的な内容となり、1年生にカードを書くことは、2年生としての成長を自覚することにつながるという意味でも有効な内容と思われます。

 


大留光子=昭和53年より荒川区他3区を経て、平成21年度に栄養教諭として江戸川区に勤務。平成25年3月退職。現在は、学校給食ウェブサイト「おkayu(http://www.okayu.biz/)」のディレクターを務める。

【2014年4月21日号】

学校給食は食育の教材

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