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学校施設

熱中症の3割は室内

2020年6月15日
熱中症対策特集

熱中症の発生は屋外だけではない。消防庁によると2017年から19年の熱中症発生場所の3割以上は室内だった。夏季休業を短縮して授業時数を確保する学校が多いとみられる今年は、特に室内熱中症への対策が重要になる。(一財)日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、今年度の重点活動に室内の熱中症対策を掲げ、情報を発信する。

同協会が発表する全国の今夏の気温傾向は、6月は東日本と沖縄・奄美で平年より高く蒸し暑く感じる日が多い。7月は全国的に平年並みか平年より高い見込み。そして8月は東日本と西日本で平年より高く、厳しい暑さと予想している。

屋内での熱中症発生原因は基本的に屋外と同様。環境(室温・湿度の高さ、風通しの悪さ)、からだ(体調不良等)、行動(長時間の作業、水分補給の不足)など。室内で過ごす間に室温湿度の上昇に気付かなかった、屋外の活動から戻った室内で適切に体を冷やすことができなかったなどの要因が考えられる。

同プロジェクトは対策として次の6つのポイントを提唱している。

①温度・湿度を気にする=温度計。湿度計、熱中症指数計を使用し、今の環境を気にかける。

②室温を適切に保つ=扇風機やエアコンを使用する以外にも、室温を適度に保つためカーテンやシェード、すだれ・よしず等で直射を避ける。

③こまめな水分・塩分補給と休憩=野外に比べのどの渇きを感じにくいことがあるため、意識的に水分をとるこころがけを。大量に汗をかいたときは塩分補給も重要だ。

④生活リズムを整える=睡眠や栄養不足、体調不良は熱中症の発症リスクを高める要因。体調管理にしっかり取り組むこと。

⑤暑さに身体を慣らす=身体に慣れない急な暑さが熱中症リスクに。適度な運動や入浴で身体を暑さに慣らす。その際は水分・塩分補給も忘れずに。

⑥お互いに気にかける=室内でも熱中症になることを周囲の人にも伝え、お互いに気にかける。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年6月15日号掲載

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