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学校施設

食物繊維は増量も 学校給食実施基準を改正~文科省

2021年3月15日

より塩分ひかえめに

今回の改正で見直しがあった栄養素で、前回の改正(平成30年)から基準値が最も変動したのが「ナトリウム(食塩相当量)」で、6~7歳が1・5g以下(前回2g未満)、8~9歳は2g未満(同同)、10~11歳が2g未満(同2・5g未満)、12~14歳は2・5g未満(同同)。増やされた栄養素では「食物繊維」、「ビタミンC」。「ビタミンA」と「鉄」では、年齢によって増減があった。上の表参照。

学校給食の摂取栄養基準値は、「食事摂取基準」に定められた目標量、推奨量の値をベースに、その3分の1が目安。不足、又は摂取過剰と考えられる栄養素については、望ましい献立としての栄養バランスの観点から「食事摂取基準」の目標・推奨量の3分の1を下限値としている。

文科省「食事状況調査」(平成26年11月、全国12県の小学3年、5年、中学2年合計1190人を抽出)の結果を「食事摂取基準」の目標値と照合すると、男子はどの学年でも食塩、脂質、食物繊維の過不足(不適合率)が高く、特に食塩はいずれの学年も大幅な過剰摂取だった。

またビタミン・ミネラルの不足率は、小学3年・5年より中学2年が全般に高く、カルシウムの不足が目立つ。小学3年・5年はビタミンC、カルシウム、鉄を除いて、不足率は高くない。

女子も男子と同様、いずれの学年でも、食塩、脂質、食物繊維の過不足率が高かった。またビタミン、ミネラルではカルシウムと鉄の不足率が高く、特に小学3年のカルシウム、中学2年の鉄の不足率が高かった。

今回の改正にあたり調査研究協力者会議は、生活習慣病に関連する栄養素の過不足は、日頃の食生活の意識づけが必要だと報告している。

 

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年3月15日号掲載

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