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モイストヒーリングに注目 自然治癒力を活かし治す ケガの応急対応セミナーで解説

2023年7月17日
セミナーで解説する塙医師

セミナーで解説する塙医師

子供がケガをした際に正しい処置ができると自信を持って答えた保護者はわずか8・5%で、救急の対応に不安が大きいことが、夏休み期間の外遊びとケガに関するニチバン㈱の調査で分かった。また外遊びで不安に思うことは「熱中症・脱水症状」「ケガ」「迷子・失踪」がトップ3だった。調査を踏まえて6月28日開催された「専門医が教える“令和”の正しいケガの応急処置セミナー」では小児科専門医・塙佳生氏が自然治癒力を高める「モイストヒーリング」のメリットを紹介した。

保護者の6割がケガ処置に不安

3歳から12歳の子供を持つ全国の20~60代の保護者400人を対象に今年5月、インターネットで行った調査を公表。

子供がケガをした際に正しい処置ができそうかの質問に、「とてもそう思う」はわずか8・5%、「まったく思わない」(4・3%)、「どちらかというとそう思わない」(20・8%)の合計は25・1%で4人に1人が正しい処置ができるか自信がないと感じていることが分かった。「どちらともいえない」(37・8%)を加えると6割近い人がケガの処置に不安を感じている。

外出時に救急セットや応急処置アイテムを「常に持ち歩く」は36・3%で「たまに持ち歩く」(38・3%)と合計は74・6%で、4人に3人は何らかの応急処置アイテムを持ち歩いている。具体的なアイテムを尋ねたところ、「救急絆創膏」が95・3%と圧倒的多数。次は「消毒液」が35・6%だった。

「専門医が教える“令和”の正しいケガの応急処置セミナー」では日本小児科学会小児科専門医の塙佳生氏が、子供のケガへの正しい処置方法を解説。持ち歩くアイテムで2番目に多かった「消毒液」について、親としては持ち歩きたい気持ちはあるかもしれないが、実はこれは間違いであると指摘。消毒液はキズぐちの細胞を破壊する恐れがあり、皮膚再生の働きを阻害してしまうためだという。

キズへの適切な対処方法は①水道水でキズぐちをきれいに洗う、②キズぐちをおさえて止血する、③救急絆創膏でキズぐちを保護する。

推奨する処置方法は

「モイストヒーリング」で、患部を湿ったまま密封し、キズぐちから出てくる体液でキズを治す治療法。メリットとして次の4つを挙げた。

〈セミナー掲示資料〉
患部を湿ったまま密封し、キズぐちから出てくる体液でキズを治すモイストヒーリングのイメージ

  1. キズが早く治る=自然治癒力を高める体液がキズぐちに保たれるため、乾燥させるよりも早く皮膚を再生させる。
  2. キズあとが残りにくい=体液の分泌で、皮膚組織の形成がスムーズに行われ、キズあとが残りにくくなる。
  3. 感染の心配が少ない=絆創膏などの交換回数が少ないので、キズぐちの閉鎖環境を確保。細菌の侵入が抑えられる。
  4. 痛みが少ない=患部の露出が少なくなり、乾燥による皮膚細胞の死滅を最小限にするため、痛みが少なくなる。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年7月17日号掲載


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