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プロが伝授するおいしい献立写真 撮影のポイント 第3回「汁ものの撮影」

2023年8月21日
連載

底上げで見栄えよく 自然光を利用し失敗防ぐ

最近のスマートフォンはプロカメラマンに引けを取らない画像が撮れます。インスタグラムやSNSに素晴らしい写真が溢れています。そんなスマートフォンは最新機能の物でなくても、献立写真を撮る上で活躍してくれます。どのように利用すればよいでしょう?

カメラを構える時の構図やアングルについて以前お話ししました。皆さんがやりがちなのは、撮影の対象物を大きく撮りたくて自ら近寄って拡大して撮影していることです。対象物に近づくのではなく、カメラのZOOM機能を使って拡大すると、焦点がぼけずに安定して撮れます。

さらに肘をしっかり脇につけると手ぶれ補正も気にならなくなります。りんごの写真は2㍍離れた位置から、画面に綺麗に入るようZOOMで少し拡大して撮影しました。りんごにピントを合わせると周りの遠景がボヤケて撮れます。アップルパイの写真は1㍍離れたところから、脇を締め、ZOOMを最大限近く使用して撮影しています。ケーキの写真は同じ位置から、同じ姿勢で徐々に拡大して撮影しています。給食等の料理撮影も同様です。

特に汁ものを美味しそうに撮るのはプロのカメラマンでも苦労します。普通に盛り付けたものは具材が沈み、何が入っているのかよく分からなくなるからです。味噌汁は濁った状態で沈み、あまり美味しそうに見えません。そこで盛り付けの時のコツをお教えします。

ホームセンター等で販売されている金網の比較的柔らかいものをニッパー等で丸く切り、端を織り込んで円形のザルのような物を作ります。具材をその上に盛ってから汁を加えると中身がよくわかる画像になります。身近にある大根やじゃが芋等の野菜で汁椀の底に合わせた円柱を作り、その上に具材を盛ることでも同様です。

気を付けることは液体を注ぐと具材が散ってしまう事です。すまし汁の場合は下に敷いた野菜が見えやすいので注意しましょう。汁物は光を反射して濁って見えやすいので、蛍光灯の明かりの下より自然な光の当たるところで写すと失敗は減ります。

撮影する際に余裕があれば、汁物はとろみをつけると具材も安定し、撮影しやすくなります。

洋風の汁物は比較的濃度があって、色味もあり、底上げする場合もすまし汁のような気づかいをしなくても大丈夫です。ただし、油脂や小麦粉等の膜ができやすいので、撮影間際に温めた汁を注ぐようにすると美味しそうな画像が撮れます。スマートフォンの基本動作を覚えて素敵な料理写真を撮りましょう。


【著者】澤坂明美=管理栄養士。女子栄養大学香友会と業務提携し『プロカメラマンとフードコーディネーターに教わる料理写真講座』を継続開催、女子栄養大学認定料理教室等を主宰する。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年8月21日号掲載


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