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教育ICT

小学校を中心とした プログラミング教育ポータル

2018年10月1日
特集:文理融合でIT人材を育む

大幅リニューアル 事例募集を開始

未来の学びコンソーシアムプロジェクト推進本部  中川 哲氏

未来の学びコンソーシアムプロジェクト推進本部 中川 哲氏

2020年度から小学校で始まるプログラミング教育の推進に向けて、文部科学省「未来の学びコンソーシアム」は、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」を公開。9月中旬に大幅リニューアルした。本リニューアルの意図と今後の計画について、プログラミング教育戦略マネージャーで「未来の学びコンソーシアム」プロジェクト推進本部・本部長代理の中川哲氏に聞いた。

整備計画は今年度中に

プログラミング教育ポータルでは、「小学校におけるプログラミング教育の6分類」(A~F)を公表後、教員が教材研究をすることを想定して現在、計13事例を紹介しています。

A分類(学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの)4事例は小学校高学年の算数・理科で実施する事例。B分類(学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの)9事例は、国語、社会、音楽、図工、家庭科の事例です。

特別支援教育における事例については、難聴、視覚障害、知的障害、多様な障害に対応した事例や取組、教材を紹介。

教科調査官インタビューでは、算数、理科、音楽、総合的な学習の時間など各教科においてプログラミング教育をどのように取り組むかについて、適切ではない事例も含めて解説しています。

プログラミング教育
事例公募を開始

本サイトは9月にアップデートし、プログラミング教育の実践事例の募集を受け入れることができる体制を整えました。投稿の際には、指導案、児童の作品画面などのサンプルコード、事例の3コンテンツを求めています。既に先行して取り組んでおり、未来の学びコンソーシアム(※)に賛同している自治体から、多数の報告が届き始めているところで、これまでの主だった取組はほぼ網羅できる見込みです。(※登録無料。8月30日時点124教委、7学校法人、280企業)

自治体からは「当初は小学校英語教科化の準備に注力していた。次はプログラミング教育だ」という声も届いており、本サイトの有効な活用を期待しています。

各教科の活用事例を紹介

本サイトでは、農家でのIT活用や食堂でのプログラミング活用事例など実際に社会で活用されているプログラミング事例の充実も図ります。世の中のあらゆるジャンルでプログラミングが求められ、活用が進んでいるという事例を示すことで、教員や保護者に「小学校でプログラミング教育」を取り組むことの必要性を提示できればと考えています。

次年度は研修や微調整に

今年度下半期に向けて、最も重要なことが「整備計画」です。

2020年度の本格実施を万全な体制で迎えるためには、次年度予算を確保してある程度の体制を整え、夏までに研修や模擬授業を行い、微調整を行う、という流れが求められます。

ある程度の準備を次年度からスタートするためには、今のうちに整備計画を立て、次年度予算を確保する必要があります。

2020年度の小学校1年生が中学校に入学するまでの6年間は毎年「中学校1年生」の経験レベルが異なり、中学校を卒業するまでの9年間は毎年「高等学校1年生」の経験レベルが大きく異なる可能性があります。

高等学校や中学校の教員にも本サイトの情報をチェックしていただき、小学校でどんなことに取り組んでいるのか、それを踏まえて中学校や高等学校で何に取り組むべきかを考え、準備して頂ければと思います。

教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年10月1日号掲載

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