
熊谷恵子/監修
講談社
B20取 100頁
1650円
「算数が苦手」と悩む子供たちの中には、「算数障害」が原因となっている子がいる。一方で算数障害の認知はあまり進んでいないという。算数障害とは発達障害に含まれる「LD(学習障害)」の一種。脳の認知のアンバランスによるもので、足し算や引き算、掛け算など、どこでつまずくかは一人ひとり異なっている。困っている様子があればできるだけ早く支援を始めることが重要だ。
本書ではまず「計算はできるのに『およそ』がわからない」「暗算は答えられるのに筆算ができない」「文章問題が苦手」といった困りごとを具体的に挙げ、第2章で算数障害について詳しく解説。3章「算数のつまずきの原因を知る」では解けない理由、数処理、数概念、計算、数的推論それぞれを詳解する。
学校の支援制度や、学習支援の具体的な実践例、家庭で意識したいことも丁寧に取り上げる。
子供の「こうすればうまくいく!」を見つけ、特性による苦手とうまく付き合っていく方法を見つけることが大切だ。イラストや図解が豊富で分かりやすい。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2026年2月16日号掲載