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福岡教育大×内田洋行、未来型ICT学習環境の活用に向けて包括連携協定を締結

2025年9月8日

福岡教育大学と内田洋行は9月3日、ICTを活用した未来志向の教育環境の構築および、地域に根ざした持続可能な学びの創出を目的に、包括連携協定を締結した。本協定に基づき、福岡教育大学附属学校の福岡・小倉・久留米の3拠点(附属小・中学校)に一斉整備された未来の学習空間「フューチャークラスルーム」を拠点に、教育環境の実証・検証・改善に継続的に取り組む。

 

福岡教育大学・飯田慎司学長(左)と内田洋行代表取締役社長・大久保昇氏

 

■包括連携協定の背景と目的

福岡教育大学は、Society 5.0の進展や地域社会の持続可能性といった社会的要請を背景に、最新の教育テクノロジーを積極的に活用し、新たな教育方法や学習スタイルを提案することを目指している。

その中核を担うのが、今年4月に附属福岡・小倉・久留米の3拠点に設置されたフューチャークラスルームだ。教室空間とICTを融合した未来の学びの場として、ハイフレックス型授業や協働的・創造的な学習を可能にし、教員養成や研修の実践基盤としての活用を予定している。このため、教室空間、ICT、学習データ、ICT人材育成といった多様な領域を一体的に支援できるパートナーとして内田洋行が選定され、今回の包括連携協定の締結に至った。

 

■「未来の学びの場」、附属3拠点で本格運用へ

福岡教育大学では、附属学校3拠点においてフューチャークラスルームを活用した学習指導方法の開発と実践および検証を目的とした、「ラーニング・イノベーションの促進を目指した未来型ICT環境設備の活用に関する試行的実践」の取り組みを進めている。本プロジェクトでは、フューチャークラスルームの活用実践を段階的に深め、教育の質を高めることを目的としている。

 

ラーニング・イノベーションの促進を目指した未来型ICT環境設備の活用に関する試行的実践プロジェクト(案)

 

内田洋行教育総合研究所は、福岡・小倉・久留米の3拠点の各教室を活用した実践事例の創出や教育効果の検証等を行う。

地域の教育委員会や大学と一体となって取り組みを進め、3拠点を接続したネットワーク型授業や地域の社会教育機関との連携を視野に入れながら、継続的な改善を図る。さらに、活用モデルを体系化し、教育委員会や産業界とも連携して成果を発信していく。

 

福岡・小倉・久留米の各附属学校では、協働活動、データ提示、リアルタイム接続などを可能にするフューチャークラスルームの活用を始めている

 

■これまで培った教育ICTの成果をさらに発展へ

福岡教育大学と内田洋行には下記のような実績がある。

◎児童の学びを可視化する学習ダッシュボードの設計・構築

2024年6月、内田洋行は福岡教育大学附属福岡小学校において、教育ダッシュボード「マイ・カリキュラム」を構築し、運用を開始した。5年生以上の児童が活用しており、自らの学びを記録・振り返るなど「見える化」を通じて、主体的な学習を促している。今後は、学習傾向の可視化や指導改善への活用が予定されており、児童と教員の双方にとって、学びの循環を支える基盤として期待されており、近隣自治体をはじめとした地域の標準プラットフォームとなることが期待されている。

◎NEXT GIGAの教育ICT基盤を刷新

GIGAスクール構想第2期(NEXT GIGA)に基づき、内田洋行では附属福岡小・中学校、同小倉小・中学校、同久留米中学校に端末総台数2,175台の利用環境の設計構築、およびプロジェクトマネジメントを請け負った。今年4月よりGoogle 社のChromebook、Apple社のiPadの初期導入から運用支援までを一貫して担っている。

 

福岡教育大学

株式会社内田洋行

 


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