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和歌山市立加太中、ICT活用して地域活性化を目指す教育プログラムを実施 NECら4社が支援

2025年9月17日

和歌山市立加太中学校では、7月から8月にかけて、ゲーム制作を通じた地域学習プログラムが実施された。同校の2、3年生30人が参加した。

「加太地域をテーマとしたゲーム制作プロジェクト~地域学習プログラム~」と題した本取組を共同企画したのは、日本電気(NEC)、ミマモルメ、南海電気鉄道、オプテージの4社。4社は「地方創生2.0」の理念のもと、地域資源の活用や住民参加型の取組みを推進しており、未来を担う子供たちが自分たちのまちを深く知り、考え、行動する機会の創出に取り組んでいる。

 

取り組みの様子

 

■中学生によるゲーム制作を通じた地域学習・魅力発信

今回のプログラムでは、ゲームエンジン「Godot(ゴドー)」を用いて、プログラミングの知識・スキルを学びながら、自分たちのまちをテーマにしたゲームを制作する授業を実施。この取組みを通じて、加太地域の魅力を再発見・表現し、それを発信することで地域に対する理解・愛着を深めることを目指している。今回完成したゲームは、加太中学校のWebサイトに掲載された。

 

■取組みの成果

①地域学習として

本プロジェクトの実施に先立ち、生徒たちは自分たちの住む地域についてディスカッションを行った。これにより、加太地域の魅力について改めて理解を深めるとともに、直面している課題について気付きを得ることができた。また、生徒たち自身の“自分たちの地域をより良くしたい”、“多くの人に魅力を知ってほしい”という思いを強めることにつながった。

《参加した生徒の感想》

ゲーム制作を通じてプログラミングの楽しさや難しさを知ると同時に、「加太」の隠れた魅力や伝統を伝えることの重要性に気づきました。「加太」の未来のためには、型にはまらない自由な発想が必要だと思いました。これからも加太中学校の生徒会を中心に、「加太」の魅力をみんなに知ってもらって、もっとたくさんの人に来てもらいたいと思っています。

②ICT教育として

本プロジェクトでは、ゲーム制作に必要となるプログラミングの基礎を学んだ。そのうえで、自分たちのアイデアをゲームという形にするために、どのような仕組みや動きが必要かを考え、試行錯誤を重ねた。思ったような動きをしないなど、エラーに直面した際には、仲間と相談しながらその原因を探し、一つひとつ課題を解決する力を身につけることができました。

③情報発信の機会として

「ジュニア会議」における発表の様子

これらの学びを活かしながら、地域の魅力を多くの人々に伝えることを目指し、それぞれの視点でテーマやアイデアを盛り込んだゲーム制作に取り組んだ。

また、8月7日には和歌山市役所で開催された「ジュニア会議」において、生徒たちが本プロジェクトの取組み内容を発表。地域への思いや課題について自分たちの考えを述べるとともに、実際に授業を通じて感じた“地域をよりよくしていきたい”という思いを力強く伝えた。

 

和歌山市立加太中学校

日本電気株式会社

株式会社ミマモルメ

南海電気鉄道株式会社

株式会社オプテージ

 


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