㈱タニタなどが主催する、第8回「ご当地タニタごはんコンテスト-郷土料理でまちおこし-」は、今回新設された高校生部門の一般投票を10月23日13:00から11月4日13:00まで実施する。同コンテストは、日本全国の郷土料理を「タニタが考える健康的な食事の目安」に基づき現代風にアレンジし競い合う企画。8回目となる今回は、若年層の郷土の食文化への理解と参加意欲を促すため、新たに高校生部門が創設された。

郷土料理を含む日本の食文化の継承は、農林水産省が策定した「第4次食育推進基本計画」の目標にも掲げられており、食育を推進する上で重要となる課題の一つ。食の西洋化や少子高齢化に伴い、日本の伝統的な食文化が薄れゆくなか、同コンテストを通じて若い世代の意識を高めていく。
今回の一般投票で、高校生グランプリ1チームおよび高校生準グランプリ2チームを選出。高校生グランプリは5万円分、高校生準グランプリには3万円分のAmazonギフトカードを贈呈。また、投票者のなかから抽選で20人に、Amazonギフトカード500円分をプレゼントする。なお、投票結果は11月15日(土)に開催される全国大会で発表される。
<高校生部門 一般投票 実施概要>
投票期間:10月23日(木)13:00~11月4日(火)13:00
投票方法:投票期間中に、以下の投票先URLまたはQRコードから投票サイトに入り、
投票したいチームを選択する。

※途中経過は、ご当地タニタごはんコンテスト公式X(@tanita_gohan)で確認できる。
投票参加特典:投票者のなかから抽選で20人にアマゾンギフトカード500円分を
プレゼント
結果発表:11月15日(土)の「第8回ご当地タニタごはんコンテスト全国大会」で発表。
全国大会の模様はタニタ公式YouTubeチャンネルで配信する。
<高校生部門:予選通過チーム>
●新潟県長岡市 長岡農業高等学校【おこわ】

【アレンジ料理名】
醤油おこわのロール寿司
鮭と彩り野菜のホイル焼き~味噌ヨーグルトソース~
枝豆とひじきの信田煮
【応募動機・コンセプト等】
米づくりの実習を通して実感した食べ物への感謝を胸に、斬新な発想で郷土料理をリクリエイト。米どころである長岡市の「醬油おこわ」を華やかなロール寿司にするなど「懐かしいけれど新しい」レシピを目指しました。
●埼玉県さいたま市 大宮国際中等教育学校【Umai】

【アレンジ料理名】
具だくさん冷製おっきりこみ
煮干しとナッツのねぎぬた
さいたまかぼすゼリー
【応募動機・コンセプト等】
コンテストのコンセプトである郷土料理の継承に共感し、「郷土料理を受け継ぐ一員になりたい」と思い応募を決意。冬に食べられがちな「おっきりこみ」を夏でも手軽に食べられるよう、食材や調理法を工夫しました。
●岐阜県本巣郡北方町 岐阜農林高等学校【チームパルテ】

【アレンジ料理名】
彩り飛騨野菜と豆腐の減塩朴葉味噌焼き
【応募動機・コンセプト等】
バスケで培った絆と、身体づくりのために食べるものを考えるスキルを武器に幼馴染二人組がコンテストに挑戦。塩分が多い「朴葉味噌」を、味噌の量を減らしてトマトピューレを加えることで自然な酸味と深みを出し、満足感と減塩を両立させました。
●愛知県名古屋市 瑞陵高等学校【愛知大好きっこ】

【アレンジ料理名】
ひつまぶし風野菜たっぷりイワシはんぺんかば焼き丼
ほうれん草の梅肉和え
【応募動機・コンセプト等】
減塩食への興味やタニタ食堂のレシピ本が身近にあったことから応募を決意。食で愛知県や日本全国を盛り上げるべく、食物科での学習で培った知識を生かしたヘルシー郷土料理を提案します。
●兵庫県伊丹市 伊丹北高等学校【ミラクル】

【アレンジ料理名】
夢のかつめしフラワーガーデン
【応募動機・コンセプト等】
フードデザインの授業を通じて郷土料理に興味を持ち、試行錯誤を繰り返しながらアレンジレシピを考案。兵庫県加古川市周辺で親しまれる郷土料理「かつめし」を健康的にアレンジした鮮やかな一皿です。
●香川県高松市 高松南高等学校【ユナリサ】

【アレンジ料理名】
野菜たっぷり!さわさわカレーうどん
さっぱりレモンとレタスのちしゃもみサラダ
【応募動機・コンセプト等】
学校独自の科目「さぬきの生活伝承」で郷土料理を学び、その魅力を後世に伝承したいという想いからコンテストに参加。腸内環境を整える作用があり「おなかの砂おろし」とも呼ばれるこんにゃくと、県内でも知名度が高くない郷土料理の「さわさわ」を、若者や子供でも親しみやすいカレーうどんに作り変えました。
●山口県宇部市 宇部西高等学校【宇部西子(うべにしこ)】

【アレンジ料理名】
カレイで作る魚魚ごぼう
大根とかまぼこの炊き込みご飯
夏みかんドレッシングのサラダ
【応募動機・コンセプト等】
授業を通して何度も調理実習を共にしてきた仲良しチームが、子供たちでも食べやすい食材を使った郷土料理を作ろうと決意してアレンジレシピを編み出しました。山口県民のソウルフード「チキンチキンごぼう」をカレイを使った柔らかな「魚魚ごぼう」にすることで、食べやすさを工夫しました。
●宮崎県小林市 小林秀峰高等学校【小林っ子】

【アレンジ料理名】
みそころころコロッケサンド
ざぶ乳シチュー
宮崎ピクルス
【応募動機・コンセプト等】
地域のレストランや道の駅での商品化を目指して農業科の食品専攻生がアレンジ郷土料理を考案。給食で食べた「味噌ころばかし」や「ざぶ汁」を幅広い世代に親しまれるようなレシピにアレンジしました。
<ご当地タニタごはんコンテスト>
2018 年度にスタートした「ご当地タニタごはんンテスト」は、健康的な食生活といった視点でレシピを再構築。郷土料理の新たな魅力や可能性を創造し、次代に継承していくことをねらいとしている。
運営は実行委員会形式で、メンバーは株式会社タニタ、株式会社イズム、OfficeG-Revo株式会社、学校法人服部学園・服部栄養専門学校、共同ピーアール株式会社。