総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千は、全国の幼稚園・保育園・こども園における過去10年間(2016〜2025年)の運動会データを独自に分析、このほどその内容を公開した。
近年、地球温暖化による平均気温の上昇や、コロナ禍を経ての生活様式の変化を背景に、運動会のあり方が大きく変わりつつある。本分析では9〜10月開催が減少し、11月開催が増加傾向にあるほか、コロナ禍を経て「短時間」が定着している実態が明らかになった。

2016年当時は運動会のピークは9〜10月でだったが、近年は9月開催が大きく減少。2025年度には9月開催が10年前より約8ポイント減少し、11月開催は約3倍増加した。
一方、昨今の温暖化現象により平均気温が上昇しており、2023年の平均気温は9月で26度となり、10年前より2度上昇。運動会が「秋晴れ」の季節から、「涼しくなった晩秋」に移行している実態が浮かび上がった。
【図表の凡例】




2020年のコロナ禍で、感染防止のため午前中のみ開催とする園が急増。その結果、平均開催時間は2020年度の3.1時間が過去10年で最も短くなった。その後はやや回復傾向にあるものの、2016年当時の開催時間には戻らず、短時間開催が定着したことが分かる。
保護者にとっては参加しやすく、園にとっては運営負担が軽減するなど、“半日運動会”のメリットが受け入れられていると考えられる。

保育園・幼稚園など子供施設向けの総合保育テックサービス。運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画撮影「はいチーズ!ムービー」、給食・食育サービス「はいチーズ!ベジ」などを提供している。