愛媛県の済美平成中等教育学校とエデュテクノロジーは、同社が全国の学校から公募を行った「日本の教育の未来をつくる AI教育共創チャレンジ2026」においてパートナー校として協働し、次世代の教育モデルを創出する1年間の実証実験プロジェクトを始動する。

本プロジェクトは、日本の教育現場が直面する「教員の深刻な多忙化」と「生徒一人ひとりに合わせた個別最適な学びの実現」という共通課題に対し、生成AIを現場の教育活動に深く根付かせ、組織的な解決策を見出す取組だ。
生成AIを単なる便利な道具としてではなく、教員・生徒の能力を引き出す「心強いパートナー」として位置づけ、学校組織全体の変革にチャレンジする。2027年3月までの1年間、以下のステップで組織的かつ段階的なAI活用を推進する。この1年間の変革プロセスは、note、SNSなどを通じて継続的に発信するという。
全教員・事務職員が、AIが不正確な情報を生成する可能性などの特性を正しく理解し、教育現場に特化した効果的なプロンプトの設計スキルを習得する。
作成難易度の高い「探究学習の評価指標(ルーブリック)」や授業計画の原案作成などを生成AIで支援し、教員の業務負担を軽減する。
生徒自身が生成AIを壁打ち相手にし、膨大な情報から自分だけの問いを深める、AI時代に合わせた授業を構築する。
プロジェクトが開始するにあたり、済美平成中等教育学校の森邦彦校長は次のようにコメントしている。
「本校は開校以来、常に新しい教育の形を模索してまいりました。生成AIの急速な普及は、教育のあり方を根本から問い直す大きな転換点です。本プロジェクトにチャレンジした理由は、単にAIで業務を時短するためではありません。AIを知的なパートナーとして活用し、先生方がより創造的な教育活動に注力し、新たにファシリテーターという役割を持つ環境を作り、そして何より、生徒たちがAIについて正しく学び活用することで、自身のキャリア形成における活動をさらに前に進めるためです。エデュテクノロジー様との1年間の伴走を通じて、地方私学発の新しい教育モデルを全国へ発信できることに強い期待を感じております」。