香美市教育委員会(高知県)は、Skyと共同で、校務スマート化支援アプリ「SKYMENU Mobile」を活用した実証研究を6月から開始した。期間は2027年6月30日までの1年間。
近年、学校現場において校務の一部に私用スマートフォンが使用されることで生じる、情報セキュリティリスクの増大や運用の属人化といった課題に対応する。実証研究では、私用スマートフォンに頼る現在の環境から公用環境へ移行することが、教職員の業務負担軽減や安全な情報管理の確立にどのように寄与するかを、1年間を通じて定量・定性の両面から検証する。

実証研究の対象となるのは、香美市立山田小学校や鏡野中学校など市内の小中学校合わせて7校の教員140人。期間中は対象の教員に校務用スマートフォンと、安全な写真撮影・管理や教員間の連絡、業務タスクの管理が行える「SKYMENU Mobile」を導入する。
これまで学校や教員ごとに運用差が生じやすかった、行事や授業で撮影した写真データの取り扱い、校務連絡の即時性確保について、公用環境へ移行することで情報管理の一元化と運用ルールの標準化を検証する。
同市は、導入前後のアンケート調査や日々の利用ログを基に、教員の業務負担軽減や校内コミュニケーションの円滑化、写真管理のセキュリティ向上などの効果を定量・定性の両面から明らかにする方針だ。本研究を通じて、校務DX推進の実践的な運用モデルの構築を目指していく。