NPO法人国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部(NASEF JAPAN)は7月2日、学生eスポーツの健全な発展と安全な指導環境の整備を目的に「eスポーツ人材育成能力認定制度」を創設した。近年、学校教育や部活動でeスポーツを活用する動きが広がる一方、教育現場からは体系的な知識を持つ指導者を求める声が上がっていた。これを受け、指導者に必要な知識や技術、態度を可視化・証明する仕組みを整えた。

制度開始に伴い、初の認定団体として株式会社NTTe-Sportsが認定された。同社は教材開発を担うほか、運営事務局として講習や認定テストの実施支援、他団体への研修などを一元的にサポートする。まずは基礎資格である「eスポーツ人材育成能力認定 Essential」の提供から開始し、将来的には上位資格の展開も予定している。
教材は競技指導の基礎知識だけでなく、コーチング理論、身体的・精神的な安全管理、IT知識、チーム運営におけるリスク管理など、教育的価値を重視した内容で構成されている。
受講対象は学校部活動の顧問や教育学部の学生、eスポーツ関連学科を持つ専門学校生などで、受講料は6万2700円。8月29日、30日の大阪会場を皮切りに、9月には横浜会場での講習会が予定されている。
NASEF JAPANは本制度の全国展開に向けて、講習や認定テストを実施する認定団体の募集も開始しており、全国各地で持続可能な指導者育成を行える体制の構築を目指す。