東京都はこのほど、大学や研究機関が持つ研究シーズやアイデアの事業化を強力に後押しする「大学発スタートアップ創出支援事業」について、今年度の参画予定大学として13大学を決定したと発表した。本事業は、東京に集積する大学の強みを活かし、世界に通用するイノベーション創出を目指す東京都のスタートアップ戦略の一環として2023年度から実施されており、これまでに29社のスタートアップを創出している。
外部の専門コーディネーターと連携しながら各大学の実情に応じた2つの枠組みで支援を展開する。協定期間は協定締結日から2028年3月31日まで。
支援メニューは大学の現状に合わせて分かれる。研究シーズを活用した事業化や学内環境の構築を主体的に進める「事業ステップアップ支援」には10校が選ばれた。他大学との連携を視野に入れながら、スタートアップ創出の取り組みをさらに前進させる。
一方、スタートアップ創出に取り組める初期体制の整備を目指す「学内体制構築支援」には3校が選定された。コーディネーターを通じて、学内のビジョンや戦略の明確化、組織体制の整備、専門家とのネットワークづくりなどを2年度にわたり包括的に支援する。東京都は「2050東京戦略」に掲げる「スタートアップが生まれ、育つフィールドの構築」に向け、今後も全方位からの支援を推進していく方針だ。


